単独首位は李知姫!2位に全美貞 服部、森田が4打差を追う
◇国内女子◇中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン2日目◇中京GC石野コース(愛知県)◇6462ヤード(パー72)
4アンダー首位タイから出た李知姫(韓国)がスコアを7ストローク伸ばす「65」をマーク。通算11アンダーとして単独トップで2日目を終え「Tポイントレディス」に続く今季2勝目に王手をかけた。3打差の通算8アンダー単独2位に同じ最終組でラウンドした全美貞(韓国)がつけている。
服部真夕森田理香子が7アンダーの3位タイ。6アンダーの5位タイグループを笠りつ子、原江里菜、佐伯三貴、茂木宏美が形成した。有村智恵は2日連続の「71」で、馬場ゆかり、アマチュアの比嘉真美子らとともに2アンダーの16位タイで最終日に入る。
なお、諸見里しのぶは肋骨痛のため、飯島茜は右手首痛のため途中棄権した。
<服部が3位タイに急浮上! 地元Vに望みを繋ぐ>
これも、地元ギャラリーの声援の後押しか。「不思議なくらいにショットがついてくれて、これだけ伸ばすことができた」と振り返る服部。序盤の2番(パー3)で4mを沈めるバーディが、チャージの狼煙だった。続く3番で1.5m、さらに4番(パー3)と2mにつけて3連続バーディ。
好調なショットは、ホールを追うごとに冴えを増してゆく。7番では残り120ヤードの2打目を50センチ、折り返し後の11番では139ヤードの2打目をあわやカップインという20センチに絡め、悠々とリーダーズボードを駆け上がった。最終18番も30センチにつけてバーディフィニッシュ。待ち受けたギャラリーの大歓声が、コースに鳴り響いた。
8個のバーディを量産し、この日のベストスコアタイとなる「65」。通算7アンダーは首位と4打差、23位タイから3位タイへのジャンプアップを果たし、地元Vへ望みを繋いだ。「今日は絶対に伸ばさないといけないと思っていたので、満足です」と、充実の表情。この日の好調なショットを導いた要因の1つに、師匠の岡本綾子からのアドバイスがあった。練習ラウンドから右に行っていたショットの修正点を電話で相談し、“もっと右手を返すように”との指示を受けて早速実行。ホールアウト後の練習では約100を打ち込み、「今朝の練習でも良い感じで打てていた」と、手ごたえとともにビッグスコアへと繋げた。「ギャラリーの応援も力になっています。明日もしっかりバーディを獲れるゴルフがしたい」。4打差のビハインドを、ホームのアドバンテージで跳ね返す。