2011年 日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯

三塚優子が初メジャー制覇!ツアー4勝目

2011/09/11 16:06
3打差を逆転! 2年半ぶりの勝利をメジャーで飾った三塚優子

千葉県のキングフィールズGCで開催されている、国内女子ツアーの今季第18戦で、公式戦(メジャー)第2戦となる「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」の最終日。通算3アンダー2位タイからスタートした三塚優子が、3ストローク伸ばして通算6アンダー。2位に1打差をつけて自身初のメジャー大会を制覇。2009年開幕戦以来のツアー通算4勝目を果たした。

通算5アンダー単独2位は中国のフォン・シャンシャン。終盤の17番、18番と上がり2ホールで連続バーディを奪うなど、最終日のベストスコア「68」をマークし、三塚に迫ったがわずかに1打たりず今季2勝目とはならなかった。

最終日を2位と3打差の単独首位で迎えた横峯さくらは、ボギーが先行する苦しい展開。17番パー5、最終18番と2連続バーディを奪ったが、それまでに6つのボギーをたたき通算2アンダーの単独3位に終わった。

通算1アンダー単独4位に韓国の黄アルム、通算イーブンパーの単独5位がジャン・ウンビ(韓国)、そして通算1オーバー6位に服部真夕不動裕理の2人。通算2オーバー8位タイに森田理香子福嶋晃子全美貞(韓国)が並んだ。大会連覇を狙った藤田は、通算4オーバーの12位タイと順位を落して4日間の戦いを終えた。

<三塚がメジャー初制覇!>
横峯に3打差をつけられた3日目の時点で「これまで逆転で勝ったことは無かったし、私の勝ちは無いと思っていた」と振り返る三塚。この無欲な気持ちが、「大きなプレッシャーもまったく無かったし、伸び伸びと自分のゴルフに集中できた」と逆転勝利を呼び込んだ。9番で単独首位に立つと、15番で1mを沈めるバーディで通算6アンダーとし、2位に3打差のリード。「優勝を意識し始めた」という17番(パー5)では、ラフからの2打目を池方向に曲げるも「池まで10センチなかった」とギリギリセーフ。最終18番も左ラフからグリーンに運び、いずれのピンチもパーで凌ぎ切った。「今回はパワーヒッターでなければ攻略できないと思っていた。自分の持ち味をフルに活かせたからこそ勝てたと思う」。深いラフと狭く絞られたメジャーセッティングをパワーで捻じ伏せ、嬉しいメジャー初タイトルと3年シードを獲得した。

スコアを4つ落とし、三塚優子に逆転を許した横峯さくら

<さくらはラフに屈して3位に後退>
この3日間で唯一アンダーパーを重ねてきた横峯だが、最終日にメジャーの舞台が横峯に牙をむいた。快進撃を支えてきたショットに微妙な狂いが生まれ、「本当にあともう少し、というショットが多かった」と、ボールはセミラフからほんの数メートルの深いラフへと入り込む。4番、9番とティショットをラフに打ち込んでボギーを叩き首位から陥落すると、11番から痛恨の3連続ボギー。いずれもティショットをラフに打ち込んでのボギーに、「完璧なショットを求められていることは分かっていましたが・・・」と肩を落とした。それでも2連続バーディフィニッシュにより単独3位はキープ。賞金ランキング2位に浮上し、「これをバネに頑張りたい」と前を向いた。

フォン・シャンシャンが日本ツアー初メジャーで単独2位フィニッシュ

<フォン・シャシャンが惜しくも1打差の2位>
首位を5打差で追うフォン・シャンシャンが、7バーディ、3ボギーの「68」をマーク。この日のベストスコアをマークし、自身初出場となる日本のメジャーで単独2位と健闘を見せた。「いける!」と思ったという、序盤4ホールで3バーディを奪うロケットスタート。その後はボギーを叩き失速したが、17番(パー5)、さらに最終18番で2mを沈めて連続バーディフィニッシュとし、首位に肉薄した。米国ツアーを主戦場とし、今季は14試合の出場で賞金ランキング35位。日本最高峰の舞台でも、その実力を存分に発揮した。次戦は2週間後の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」への出場を予定している。

18番セカンドでグリーンをとらえ優勝を確信した瞬間。
お父さん頑張って!
キャディの太田さんに無理矢理抱きつく三塚プロ
このジャケット、一瞬ギャラリー整理の方かと思ってしまった。
シャンシャン…追い上げも、あと1打及ばず…
スカート姿の服部道子プロ発見!
なにがそんなに楽しいんじゃー!?
なんて親孝行なキッズなんでしょう!
プロ根性を見ました。
よく見るとティーはそのまま。
ルーキー達も早く三塚プロのように女子プロナンバーワン目指して頑張ってね!
泣いたと思ったらすぐ笑った
今日も飲まなきゃやってられませんわ。
最終日たたいてしまった藤田幸希プロ。
最終日にオーバーパーを叩き優勝争いから脱落したさくら。
試合が無事おわり静けさを取り戻したキングフィールズGC。
途中、ドン詰まりのホールで不貞腐れる不動プロ。
日本に来て5試合出場で賞金ランク8位。…つ・つよい!
飛ばし屋の森田プロでもラフにハマるとパーオンが厳しくなる。
福嶋プロも今日はフィニッシュが乱れるシーンが多かった。
満面の笑顔の勝利者!
優勝は1打逃げ切りの三塚プロ。おめでとう。
不動プロのこのバンカーショット、ボールがピンに命中!

2011年 日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯