不動が首位発進! 上田が1差2位、藍は出遅れ
国内女子メジャー初戦「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」が5月5日(木)、茨城県にある茨城GC西コースで開幕した。3アンダーで首位に立ったのは、先週ツアー通算50勝目を飾った不動裕理。好調をそのままキープし、混戦を一歩リードしている。
2アンダー2位タイグループには、イ・ボミ、パク・ヒヨン、テレサ・ルーの韓国・台湾勢と、上田桃子、服部真夕。さらに1打差の1アンダー7位タイには、アン・ソンジュ(韓国)、佐伯三貴ら5人が続いている。宮里美香はイーブンパーの12位タイ、横峯さくらは2オーバーの30位タイ。金田久美子と有村智恵は3オーバーの41位タイ、宮里藍は4オーバーの63位タイと出遅れた。
<不動、貫禄の単独首位発進>
出場2試合で連続優勝中の不動裕理の勢いは止まらない。国内女子の今季初メジャー「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」の初日、宮里藍、チェ・ナヨンと同組となった不動だったが、そのゴルフの安定度は他の二人を大きく凌いだ。
インスタートのこの日、11番で1.5mを沈めると、13番パー3では下り6mのバーディパットを沈めて2アンダーで折り返す。後半も4番、5番と連続バーディを奪って通算4アンダー。208ヤードと距離の長い8番パー3でこの日唯一のボギーを叩いたものの、通算3アンダーの単独首位で初日を終えた。
「ノーボギーだったら最高だけど、今日は風が舞っていて難しかったので、ボギー1つで収まってすごく良かったです」と、納得の表情の不動。風の影響でグリーンを外してもOKに寄せるアプローチが冴えを見せ、早くも一歩抜け出した。
<桃子、上がり2ホールで失速も2位タイ>
全38組がラウンドした大会初日、その中で最後にティオフしたのが、12時42分スタートの上田桃子らの組だった。午後になると風が吹き始め、上田らがホールアウトする頃には日も陰り、冷たい空気が肌を刺す。厳しい条件となったが、7バーディ5ボギーと派手なゴルフで2位タイにつけた。
「終わってみて、こんなにバーディもボギーも出ていたんだという感じで、コース内では1打1打に集中していた」という上田。その他、パク・ヒヨン、服部真夕、イ・ボミ、テレサ・ルーの5人が2位タイに並んでいる。
<藍、4オーバーと出遅れる>
一方で、宮里藍は4オーバーの63位タイと、カットラインの50位タイを下回る苦しい初日となってしまう。それでも、最終9番で9mのバーディパットを沈めるフィニッシュに、「明日に繋がる」と懸命の笑顔。今季出場した「ダイキンオーキッドレディス」に続く2戦連続の予選落ちは何としても回避したいところだ。