国内開幕戦 リオ五輪をかけた「2番手」争いが再スタート
日本男子ツアーの「東建ホームメイトカップ」は14日(木)から三重県の東建多度カントリークラブ・名古屋で開催される。「マスターズ」の興奮冷めやらぬ中、国内開幕戦として再スタートを切る。
2016年シーズンの賞金ランキング加算対象試合としては今大会が3試合目。1月末から2週連続で行われたアジアシリーズは「SMBCシンガポールオープン」で昨季新人王のソン・ヨンハン(韓国)がツアー初優勝、「レオパレス21ミャンマーオープン」を、アジアンツアーを主戦場とするショーン・ノリス(南アフリカ)が制した。
昨年はキム・キョンテ(韓国)が手にした賞金王争いはもとより、今年の前半戦は8月のリオデジャネイロ五輪代表の座をかけた戦いに直結する。現段階で日本男子の出場枠は2つ。米ツアーを主戦場とする世界ランキング13位の松山英樹は確定的だが、2番手を巡ってしのぎを削る場面は国内男子ツアーでも繰り広げられそうだ。
現在、松山に次ぐのは世界ランキング78位の片山晋呉で、続いて同99位の池田勇太。米国に渡った岩田寛が111位で4番手。以下は藤本佳則(115位)、宮里優作(117位)、谷原秀人(120位)、石川遼(132位/今大会は欠場)、小平智(144位)と続く。代表選手が決まるのは7月11日。前日10日(日)に終わる「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」まで、ツアーは9試合残されている。
今大会の優勝スコアは、昨年がマイケル・ヘンドリー(ニュージーランド)で通算15アンダー、一昨年は宮里優作の通算14アンダー。上空を抜ける春風が厄介だが、天候が穏やかならばバーディ合戦は必至だ。
<主な出場予定選手>
マイケル・ヘンドリー、池田勇太、稲森佑貴、今平周吾、尾崎将司、小田孔明、片岡大育、片山晋呉、川村昌弘、キム・キョンテ、小平智、谷原秀人、藤田寛之、藤本佳則、宮里優作、武藤俊憲、長谷川祥平