池田勇太が“日本一” 自画自賛?の逃げ切り優勝
2014/10/19 16:08
◇国内男子メジャー◇日本オープンゴルフ選手権競技 最終日◇千葉カントリークラブ 梅郷コース(千葉)◇7,081yd(パー70)
最終組最終ホールまでもつれた今季メジャー第3戦の最終日。首位から出た池田勇太が、2バーディ2ボギー1ダブルボギーの「72」で回り、通算10アンダーで大会初制覇を遂げた。スコアを2つ落としたが、前日までの貯金が生き、最終組で直接対決した片山晋呉らを1打差で振り切った。初めて「日本一」の称号を獲得。ツアー初優勝を飾った2009年の「日本プロゴルフ選手権」以来のメジャー勝利を決めた。
ボギーを先行させた池田は11番、12番で連続バーディを奪った後、難関の14番でボギー。グリーン奥のバンカーに外した16番(パー3)で、アプローチのミスが続き、痛恨のダブルボギーを喫した。後続と1打差となったが、上がり2ホールをパーでしのいだ。
10センチのウィニングパットを沈めると、両手を上げて万歳。直後のインタビューでは「きょうの2バーディはタップインとアプローチのチップイン。パターで入れたバーディが1つもなかったのに、勝てたんだから大したものですね」と苦笑交じりに耐え抜いた1日を振り返った。
片山は3バーディ3ボギーで、9アンダー。6バーディ2ボギーとこの日4つスコアを伸ばした小平智と並び、1打差の2位となった。
4位は7アンダーのプラヤド・マークセン(タイ)。6アンダーの近藤共弘が5位に入った。
59歳の室田淳と、ブラッド・ケネディ(オーストラリア)が5アンダーの6位。甲斐慎太郎、河井博大、藤本佳則の3人が4アンダーの8位に並んだ。
アダム・スコットは「69」とスコアを一つ伸ばし、1アンダー38位で7年ぶりの日本での戦いを終えた。