最後はジャンボ尾崎と山本昭一がプレーオフにもつれ込んだが、1ホール目で決着がついた。早々にバーディを沈めたジャンボの勝ち。サンクロレラは今季からの大会、初代チャンピオンに輝いたジャンボが久しぶりに笑顔を見せた。

「やっぱり優勝を目指してやっているからね」とジャンボ。昨年暮れから不振にあえぎ、故障を抱えながらの苦しいゴルフが続いていた。優勝した今も悩みは尽きない。「スウィングを変えている途中で、グリップから変化させている。なかなか自分のモノにならないよ」

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そして、頭の中では3ストローク離して勝ちたかった、しかし後半は体力が続かなかったりで自分で誉められるゴルフではなかったと言う。「山本の方がいいゴルフをしていたよ。優勝していないのにどうしてと思うようなしっかりしたゴルフだった」と若手を誉めつつも、最後の一騎打ちでは経験の差を見せつけて、長引かせはしなかった。

今日は、「やっていて苦しい顔になっているのが自分でわかる。ファンの応援ににこやかな笑顔で応えられなかったのは許せないね」 前半の貯金に助けられた格好となったが、優勝は優勝だ。1イーグル、3バーディ、1ボギーで68。初日以外はしっかり60台をキープした。「今後もやっていく限りは若いものに負けないゴルフをするのが最低条件、その上の世界を目標にする」とまだまた健在というところをアピールした。