宮瀬、2打差で首位をキープ
風が吹き出してきた和合。昨日より難しくなったこのコースでスコアを伸ばす選手はわずかだった。そんな天候の中、宮瀬博文が1つ落としたものの首位を守った。まだ2打差あるが、真後ろにはパープレーのD.クラークが追い上げを掛けてきている。ほか3アンダー2位は日下部光隆・S.コンラン。2アンダー5位には、69の田中秀道、ジャンボ尾崎ら5人が並んでいる。
今日唯一2つの貯金を稼いだ伊沢利光が69位から1オーバー16位まで順位を上げてきている。前日2オーバー60位からスタートした服部直樹も同位まで浮上した。アマチュアの中島雅生は22位タイにつけ、無事に予選を通過したが、父・中嶋常幸は今日76とし、8オーバーで予選落ちしている。
1バーディ、2ボギーの宮瀬博文は今日一日我慢のゴルフを強いられた。「風邪が強くて・・・特にフォローがイヤでしたね。パーならいいと思ってやっていましたが、15番ロングがボギーでもったいなかった」 しかしそれでも、ショットは今日の方が良かったという。「風の中で上手く打てた。明日も風が吹いたら我慢しつつ自分のゴルフができればと思います。」
トップに2打差と詰め寄ってきたD.クラーク。「この風は今日だけにしてもらいたい。おかげでクラブ選択は非常に迷ったよ」 コンディションは上がっているとは言わないまでも、悪くはないと言う。「宮瀬は良い選手だが、まだ36ホールもある。何が起こるかわからないよ。優勝は狙える位置にいるしね」と闘志満々だ。今日は4バーディ、4ボギーのパープレーとした。
日下部光隆は「ダレン・クラークは自分と同じ年だし、ずっと意識していた。一緒に回ってみたかったので明日は楽しみです」 日下部は2バーディ、3ボギーでトータル3アンダーにまとめた。明日の最終組はクラーク・宮瀬・日下部がペアとなる。