2002年 ダンロップフェニックストーナメント

4連続バーディで7アンダー、ダレン・クラークが初日の首位

2002/11/21 18:00
7アンダーで首位に立ったダレン・クラーク

国内男子ツアー「ダンロップフェニックストーナメント」が、宮崎県のフェニックスカントリークラブで開幕した。初日はあいにくの雨、天気予報がバッチリ当たってしまった。しかし、気温はあまり下がらず、レインウェアを脱いでラウンドする選手も多かった。

初日スコアを伸ばしたのは北アイルランドのダレン・クラーク。1番ホールからスタートしたクラークは、2、4番ホールでバーディを奪うと、6番からは4連続バーディ。後半はしばらくパープレーが続き、16番で初めてのボギーを叩いた。しかし、17番パー3、そして最終18番パー5でバーディを奪い7アンダーまで伸ばした。

100キロを超える巨漢から繰り出すショットは豪快そのもの。1997年から2000年まで4年連続でこの大会に出場したクラークだが、98年の2位が最高。昨年の中日クラウンズ以来、2度目の日本ツアー制覇に向けて好スタートをきった。

首位クラークとは2打差の5アンダーにジャスティン・ローズ渡辺司横尾要の3人が並んだ。米国ツアー2年目の横尾は、シーズン終盤に賞金を積み重ねることができず125位までのシード権を逃した。そして日本に帰国し、先週の三井住友VISA太平洋マスターズに出場。しかし本人としても満足のいく成績を残せなかった。「今週こそは」の気持ちで乗り込んできた。

ジャスティン・ローズも先週に引き続きの日本ツアーだ。先週は4位に入り、好調なゴルフが続いている。最終18番パー5では見事に2オンを果しイーグルを奪った。中日クラウンズに続き、日本ツアー2勝目となるのだろうか。

そして、注目のタイガー・ウッズだが、序盤からボギーを連発するなど、波乱の立ち上がりとなった。中盤16、17番で連続バーディを奪いイーブンパーまで戻したが、2、3番で再び連続ボギー。4番、7番で再びバーディを奪い何とかイーブンパーでフィニッシュ。初日は32位タイと平凡な成績で収まった。

タイガー・ウッズ
「できる限りベストを尽くしたけど、ドライバーもパターも悪かった。特に距離感が合わなかった。すべてショート気味。アンダーパーの選手も少ないし、イーブンパーならまだまだ十分行けると思う。全くダメな位置じゃない。勝つことができる位置だよ」

体調に問題は無い、スウィングが悪かったと言い残し、練習場に消えて行った。

朝一番ギャラリーゲート小雨のパラつく中、世界レベルの選手を見に多くのファンが続々と入場する。
ボランティアのミーティング。青いジャンパーを羽織り、コース内の各所で仕事をこなす。ご苦労さまです。
会場内には数箇所の食べもの屋さんが登場。ゴルフ観戦は歩き回るのでお腹も減るんです。
10番ホールからスタートしたタイガー・ウッズのティショット。フェアウェイド真ん中を捕らえた。
ティグラウンドからセカンド地点に向かうセルヒオ・ガルシア。最後までその笑顔が続くのだろうか。
大会連覇を狙うデビッド・デュバル。「アイアンショットは問題なし」その言葉通りパー3でバーディを奪った。
左打ちの練習、片山晋呉じゃありません。アメリカ帰りで絶好調の田中秀道でした。
「あー、眠いー」スタート前の伊沢利光。あくびは力みを無くすリラックスする効果があります。
タイガー、この日2つ目のバーディ。これでイーブンパーに戻し、ここから伸ばしてくるのか。
17番パー3、ティショットを左に引っ掛けた谷口徹。2打目で木に当てて池に入れ、これが4打目。
ナイスイーグル!18番ホールでギャラリースタンドから歓声が上がると、ローズは右手を上げてこたえた。
砂が気になるんだよね。バンカーから運ばれた小さな砂を掃い取り、慎重にパッティングになるローズ。
こっちは松の葉っぱなんだよ。ボールを動いたらペナルティー受けるため慎重になるダレン・クラーク
日本の皆さん、ウェストウッドです、3年ぶりにお会いできて光栄です。少しスリムになったでしょう!

2002年 ダンロップフェニックストーナメント