ガルシア、キーニーと並び菊池純が初日首位!!
国内男子ツアー第27戦「ダンロップフェニックストーナメント」が、宮崎県宮崎市のフェニックスカントリークラブで開幕した。第30回と記念すべき大会は、海外からの招待選手も5カ国にも及ぶ8人の選手がエントリーしている。
その中でスペインのセルヒオ・ガルシアとアメリカのハンク・キーニーが5アンダーをマークし首位に立った。ガルシアは、ディフェンディングチャンピオンの横尾要、2000年優勝者の片山晋呉と10番ホールからスタート。12番でボギーが先行したが、その後は6つのバーディを積み重ねた。今大会3度目の出場となるガルシアは、過去2回とも2位に終わっている。他の招待選手よりもコースの特徴を知るガルシアが、今大会を引っ張りそうな展開になってきた。
ガルシアと並び首位に立ったキーニーは、米ツアーでも屈指の飛ばし屋として知られる。キーニーは、日本ツアーの飛ばし屋ブレンダン・ジョーンズ、宮本勝昌とラウンド。スタートの10番ホールでボギーを叩いたが、前後半33ストローク。イーグルは奪えなかったが、7つのバーディを奪っている。
招待選手の好スコアに引けを取らず、日本勢で5アンダー首位タイにつけたのは菊池純だった。インコースからスタートした菊池は、前半3バーディ2ボギーの1アンダー。後半に入ると、3番、4番で連続バーディを奪うなど4ストローク伸ばしてきた。ツアー優勝経験のない菊池がどこまで粘ることができるか注目される。
そして、首位と1打差の4アンダーには、伊沢利光、久保谷健一、クレイグ・パリー、トーマス・ビヨーンなど7人が並んでいる。伊沢は先週行われた「三井住友VISA太平洋マスターズ」で、初日から優勝争いに絡んでいたが、最終日にスコアを崩し尻すぼみのラウンドになってしまった。賞金ランキング2位につけている伊沢としては、今週の4000万円を獲得し優位に立ちたいところだ。
米ツアー帰りの久保谷も調子の良さをアピールした。米ツアーでは賞金シードを逃したが、現在も行われているクオリファイで先週行われたセカンドステージをクリア。残すはファイナルステージを残すだけになった。久しぶりの日本トーナメントで優勝を狙っている。
また、ディフェンディングチャンピオンの横尾要は3オーバーの61位と出遅れ。2001年にこの大会で優勝し、自身の名前を冠とするアカデミーも作ったデビッド・ディバルは、7番ホールを終了した時点で左肩痛のため棄権となってしまった。