2006年 ダンロップフェニックストーナメント

片山晋呉が単独トップに立つ! タイガーも3位タイと好スタート

2006/11/16 18:00
初日5アンダーをマークし単独首位に立った片山晋呉

国内男子ツアー第27戦「ダンロップフェニックストーナメント」が、天候に恵まれ4,991人という大勢のギャラリーを集める中、宮崎県にあるフェニックスカントリークラブで開幕。

この日、5アンダーで単独トップに立ったのが片山晋呉だった。片山は2度の連続バーディを奪うなど、計7つのバーディを奪取。途中7番、17番で2つのボギーを叩いたものの、スコアを5つ伸ばして最高のスタートを切った。この好調の要因はパッティングにある。前半10パット、後半13もパットの計23パットという切れ味で、タイガーら海外の強豪勢を抑えた。

4アンダー単独2位には、9バーディ、5ボギーでスコアを4つ伸ばしたゴンザロ・フェルナンデス-カスタノ(スペイン)がつけ、3アンダーの3位タイにタイガー・ウッズパドレイグ・ハリントン(アイルランド)、伊澤利光ら実力者5人がひしめく混戦となっている。なかでもタイガーは、ショットがやや左右にブレたものの、大きなトラブルは回避し好位置を得ている。

その他の注目選手では、深堀圭一郎が1イーグル、2バーディ、2ボギーの2アンダーで単独8位。ここ最近調子を上げている中嶋常幸丸山大輔矢野東らもイーブンパーの12位タイと、好調な滑り出しとなった。

3アンダー3位タイ!無難なスタートを切ったタイガー・ウッズ
片山晋呉の欠場で急遽加わった中川勝弥のスイングを見つめるタイガー。その中川は初日2オーバーと大健闘だった
前のホールでのフラストレーションを吐き出すタイガー。気持ちの切り替えがうまくなったのは、もうすぐ30歳になるから!?
今大会のファーストショット。「朝一のティショットは静かに力を入れずに」という考えまったくないようです
昨年ドライバーショットに苦しんだタイガーとは別人のよう。フェアウェイセンター、それも飛距離は全て300ヤード級だ
「バナナ」は卒業!?前日同様、バッグから出てきたおやつは「ピーナッツパン」好みが変わったのでしょうか!?
8番アイアン以下のクラブは振り切らず、方向性を出していくのがタイガーの特徴。ボールは糸を引いたように真っ直ぐに飛んでいく
拭いたボールを受け取り、パターのヘッドカバーをキャディのスティーブに渡す。コンビネーションはバッチリだ
カラーからおよそ10メートルのバーディパットを放つタイガー。このぐらいの距離が入りだしたら、まさに敵なし
この日のパー3は全て1オン。ドライバーだけでなくアイアンも好調!パッティングが入りだしたら今回も独走!?
キャディのスティーブとフェアウェイを歩く
右、林ギリギリから放ったセカンドショット。これがなんとピン手前1.2メートルに付いたがバーディパットは決まらず
フェアウェイ左サイドから235ヤードを4番アイアンで2オンに成功。イーグルは逃したがタップインバーディ
「今日イチ」のビッグドライブ後のセカンドショット。狙い通り上りのラインを残し、6メートルの位置につけたが・・・
これが本日のトラブルショット。目の前には木が乱立し、グリーン手前はバンカーという状況で見事、上空の隙間を通した
上り6メートルのバーディパット。ボールがカップに吸い込まれるまで身体ごとラインを追い続けるタイガー
同組の中川勝弥のパッティングを見てボールの転がり具合を確認。タイガーの位置からだと下りがきつくなる
下り7メートルほどのバーディパット。「あまりオーバーしないで!」と心配そうにボールの転がりを見つめるタイガー
グリーン手前の大きなバンカーから脱出。ピンそばにつけバーディを奪いたかったが、1.5メートル残してしまった

2006年 ダンロップフェニックストーナメント