50歳のヒメネスが母国で最年長優勝記録を更新！今季2勝目

◇欧州男子◇スペインオープン 最終日◇PGAカタルーニャリゾート（スペイン）◇7,172ヤード（パー72）

終盤まで1打を争う接戦は、通算4アンダー首位タイでホールアウトしたトーマス・ピータース（ベルギー）、リチャード・グリーン（オーストラリア）、ミゲル・アンヘル・ヒメネス（スペイン）の3選手によるプレーオフにもつれこみ、ヒメネスが1ホール目でただ1人パーセーブして決着。鮮やかな逆転劇で、今季2勝目とツアー通算21勝目を母国タイトルで飾った。

50歳133日での優勝は、昨年12月「香港オープン」で自身が記録したヨーロピアンツアーの最年長優勝記録49歳337日をさらに更新した。今年1月に50歳を迎えたヒメネスは、先月開催の米国チャンピオンズツアー「グレーターグインネット選手権」に出場し、米国シニアデビュー戦を優勝で飾ったばかり。今年の「マスターズ」で4位に入るなどレギュラーツアーのメジャーでも活躍を続ける強さと健在ぶりを改めて見せつけた。

2位のヒメネスに2打差のリードをつけて単独首位からスタートした22歳のピータースは、28歳上のヒメネスとの最終組対決で「75」と崩れて逃げ切りに失敗し、ツアー初優勝には届かなかった。

通算3アンダー4位にオランダのジュースト・ルイテン。15位から出た2002年大会優勝のセルヒオ・ガルシアは「76」と落とし、通算4オーバーの38位で地元での4日間を終えた。