2003年 WGC アクセンチュアマッチプレー選手権

タイガー、伊沢は勝ち残り! 丸山は撃沈

2003/02/28 09:00

2003年世界ゴルフ選手権(WGC)第1戦「アクセンチュアマッチプレー選手権」の2日目。タイガー・ウッズは、今シーズン開幕から好調の崔京周を5アンド4で下し、3回戦へ進出。フィル・ミケルソンブラッド・ファクソンを3アンド2で撃破し、デビッド・トムズも辛うじてクリス・ライリーに勝ったが、世界ランキング1桁で残っているのは3人だけ。やはりマッチプレーは、その日の調子次第で勝敗の行方が大きく変わるようだ。

初日も安定したプレーぶりを見せたタイガーは、ポーカーフェイスで感情をあまり表さない崔に対しても、マイペースのゴルフを維持し、ジワジワとリードを広げて行った。ランキング上位勢が少なくなってきたが、やはり大本命には最終日まで残ってもらいたい。

この日は一方的な試合展開が多かった。最も短時間で決着がついたのはD.クラークD.ラブIIIの一戦。12番のドーミーホールでラブが取り返すことができなかったので、7アンド6でクラークが大勝した。5ホール残して決着した試合も2つある。一度流れが傾くと、ペースを取り戻すのは難しいということだ。

日本の伊沢利光と丸山茂樹だが、伊沢は3回戦進出を決めている。ベテランのエドワルド・ロメロと対戦し、スタートホールを奪われた。しかし、5番パー3でバーディを奪いリードを奪うと、その後は隙を見せず差を広げた。ドーミーホールとなった17番で、ロメロがギブアップしたので3アンド1という結果になった。明日伊沢は、またしてもベテランのスコット・ホークと対戦する。そして4回戦に進むと、タイガーと対戦する可能性が出てくる。

一方、前日昨年2位のS.マッキャロンに勝った丸山は、こちらもベテランのジェイ・ハースと対戦。一進一退の展開で14番までオールスクエアの状態だったが、15番で丸山が痛恨のボギーを叩き一歩後退。その後、挽回することができず敗退してしまった。

2003年 WGC アクセンチュアマッチプレー選手権