落胆を乗り越えて、今季初勝利を手にしたG.フェルナンデスカスタノ （Stuart Franklin /Getty Images）

◇欧州男子◇BMWイタリアオープン 最終日◇Royal Park I Roveri（イタリア）◇7282ヤード（パー72）

スペインのゴンサロ・フェルナンデスカスタノがバーディ合戦を制し今季初勝利、欧州ツアー通算6勝目をマークした。3日目を終えて首位のガース・ムルロイ（南アフリカ）に1打差の単独2位から出ると、折り返しの9番で追いつく。11番で逆転するが、3連続バーディを決めたムルロイに15番で再びタイに持ち込まれる激しいマッチレース。それでも最終18番をバーディとするなど結局「64」で振り切り、通算24アンダーで頂点に立った。

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今月末に行われる欧州と米国の2年に1度の対抗戦「ライダーカップ」の代表から漏れ、落ち込んでいた31歳。「本当に残念だった。今はもう笑えるけど、簡単なことでは無かったよ。自分を信じて、今週はライダーカップのことは頭から取り除かなきゃいけなかった」。普段は火曜日にコース入りするが、今週は子供たちが学校へ行くのを見送り、気持ちを切り替えて水曜日入り。精神的なダメージを力に変えながら戦った。

結局ムルロイは2打差の単独2位。さらに2打差の通算20アンダーの3位タイにグレゴリー・ボーディ（フランス）と地元イタリアの19歳マッテオ・マナッセロがともに「65」をマークして食い込んだ。

マーティン・カイマー（ドイツ）、ニコラス・コルサート（ベルギー）のライダーカップ欧州代表メンバーは通算18アンダーの5位タイに終わった。