アジアンツアー今季最終戦 パグンサンが母国タイトルに挑む
アジアンツアーの今季最終戦「フィリピンオープン presented by ICTSI」は17日から4日間、フィリピンのルイジータG&CCで開催される。昨年はドバイ、2年前はタイ、3年前はマレーシアと最終戦の舞台が定まっていない同ツアーは、今年フィリピンで閉幕する。
前週「タイランドゴルフ選手権」は世界各国から豪華なメンバーが集結したが、今週はツアーメンバーが中心となる。2005年、12年の賞金王タワン・ウィラチャン(タイ)、前年覇者のマーカス・ボス(オーストラリア)、12年大会の覇者であり5月の「バングラデシュオープン」で今季1勝を挙げているマーダン・ママット(シンガポール)らが出場を予定している。
2011年のアジアンツアー賞金王で、翌12年から日本ツアーを主戦場としているジュビック・パグンサンは、地元フィリピンでの一戦に臨む。2011年は未勝利ながら欧州ツアーとの共催競技「バークレイズ・シンガポールオープン」で単独2位に入るなどして賞金王に輝いており、ツアー優勝は2007年に挙げた1勝しかない。母国で8季ぶりの勝利を手にすることはできるか。
日本からは谷昭範がエントリー。今季は6月にタイで行われた「クイーンズカップ」で3日目を終えて首位に立ちながら、3打差リードを守り切れずにツアー初優勝のチャンスを逃した。最後に再び上位争いを演じ、タイトル獲得を目指す。
なお、賞金王はすでに、今季の欧州ツアー共催競技で2勝したアニルバン・ラヒリ(インド)が確定させている。
【主な出場予定選手】
タワン・ウィラチャン、ガガンジート・ブラー、マーダン・ママット、ジュビック・パグンサン、マーカス・ボス、シディクール・ラーマン、ジャズ・ジェーンワタナノンド、パヌポール・ピッタヤラット、チンナラト・ファダンシル、谷昭範