2023/04/17新製品レポート

松山英樹も“オレ”も使える 「スリクソン Z-FORGED II アイアン」を試打

メーカーの本気度を感じる新形状 【ミタさん】 今日は「マスターズ」で松山英樹が使っていた「スリクソン Z-FORGED II アイアン」です。 【ヨシダくん】 見た目がカッコいい! 【シオさん】 これを一般向けに発売するところにダンロップの本気度を感じますね。 【ミタさん】 超本気ですよ。松山がメーカーと一緒になって考えた新形状ですから。 【ヨシダくん】 どこが新形状なんですか? 【ミタさん】 まず、バックフェースを見てください。トウ側とヒール側を削って、中央部分の上下を厚くしています。 【ヨシダくん】 ホントだ! 【シオさん】 真ん中を厚くすること、どういう効果があるんですか? 【ミタさん...
2023/03/27新製品レポート

小ぶりでスッキリだけど中身は超ハイテク キャロウェイ「パラダイム アイアン」

【シオさん】 「パラダイム」シリーズのアイアンは「パラダイム」、「―X」、「―MAX FAST」の計3モデルが展開されています。今回試打するのは、スタンダードの「パラダイム アイアン」です。 【ツルさん】 7番のロフト角は29度となっていて、現代的な飛び系アイアンとしては一般的なロフト設定です。構えたときに安心感が得られるミドルサイズのヘッドは、オフセットが少なめ。昨年発売された「ローグ ST MAX アイアン」と比べると、格段にスッキリしたヘッド形状になっています。ヘッド自体はそれほど大きくないですが、内部にキャロウェイ独自のハイテクがぎっしりと盛り込まれていますね。 【シオさん】 さっそく...
2023/03/20新製品レポート

7番でキャリー167ydの衝撃 タイトリスト「T400 アイアン」(2022年)

【シオさん】 「T400」は、7番のロフト角が26度という超ストロングロフトのアイアン。ヘッドが大きくてビックリしました。 【ツルさん】 タイトリストが日本市場向けに出したモデルで、今のところ本国アメリカでは未発売なんですよ。近年、日本では飛び系アイアンがよく売れているので、そうしたニーズに合うよう設計開発されました。今回のモデルは2代目、前作よりもさらにブレードが長く、ヘッドが大ぶりになっています。 【シオさん】 ヘッドが縦に大きいだけでなく、横方向にも分厚く、ソール幅もかなり広い。アイアン型ユーティリティのような形状をしていますが、ヘッドの体積でいうとウッド型ユーティリティに近そうです。打...
2023/03/13新製品レポート

「HD」の名を感じるやさしさ テーラーメイド「ステルス HD アイアン」

【シオさん】 昨年2月に発売された「ステルス アイアン」は、すっきりとしたデザインとやさしいヘッド性能がアベレージゴルファーの中で評判となり、大ヒット作となっています。そして今年、兄弟モデルとして「ステルス HD アイアン」が新登場しました。 【ツルさん】 「ステルス」や「ステルス2」シリーズのドライバーには、ハイドローが打ちやすい設計の「HD」というモデルが展開されています。この度、ついにアイアンにも「HD」が登場したというわけですね。手にしてみると、従来の「ステルス」とはヘッド形状がずいぶんと異なっています。ソール幅がかなり広く、なおかつシャローフェースになっているのが大きな特徴です。 【...
2023/03/06新製品レポート

見た目はアスリート中身はほどよいお助け感 テーラーメイド「P770 アイアン」(2023年)

【シオさん】 テーラーメイドからモデルチェンジした新「P770 アイアン」が発売されました。2020年に発売された前作と比較しながら試打していきましょう! 【ツルさん】 新旧のモデルを見比べてみると、ヘッドサイズや形はほとんど差を感じられません。クセがなくて構えやすく、サイズ感もちょうどいいアスリート向けのアイアンだなという印象です。2023年モデルのヘッドに採用されているテクノロジーは、前作よりもかなりバージョンアップしているようですよ。 【シオさん】 さっそく打ってみると、7番で33度という少し立ち気味のロフト設定にしては意外と飛ばしやすいです。打ち出し角が高く、グリーンに着弾して止まる球...
2023/02/27新製品レポート

HS40m/s以下のスライサー諸君! ぜひ試して欲しいピン「G430 HL SFT ドライバー」

【シオさん】 「G430 HL SFT ドライバー」は、前回試打した「G430 HL MAX」と同じ軽量シリーズのモデル。ヒール寄りの重心設計で球をつかまえやすいのが特徴です。 【ツルさん】 このシリーズには2種類のシャフトが用意されていますが、重いほうの「SPEEDER NX 45」で試打していきます。シオさんのエースドライバーが「G430 SFT」のカスタムシャフト装着モデルですから、その違いが気になるところです。構えたときのヘッドの見た目はどうですか? 【シオさん】 構えてみると、自分のドライバーとまったく同じに見えます。前回モデルと比べると、さらにヘッドがアップライトに感じられ、球をつ...
2023/02/13新製品レポート

“スポーツカー並み”高性能だが運転テクが試される キャロウェイ「パラダイム トリプルダイヤモンド ドライバー」

【ホッシー】 今回の「パラダイム トリプルダイヤモンド ドライバー」は、販売店を限定して展開するモデルです。そもそもダイヤの名が付くモデルは、ツアープロや上級者向けとして開発されています。パラダイムシリーズの他の3モデルはヘッド体積が460ccですが、こちらのモデルだけは450cc。見るからにヘッドが小さいですよね。 【ツルさん】 構えて思わず「ちっちゃい!」と声を出してしまいました(笑)。他の3モデルと比べると投影面積が小さく、本当に450ccあるのかと疑うぐらいです。フェースアングルは完全オープン、「左には引っかけさせない!」という雰囲気がクラブからひしひしと伝わります。 【ホッシー】 ソ...
2023/02/06新製品レポート

HS40m/s以下でも高弾道ドロー キャロウェイ「パラダイム MAX FAST ドライバー」を試打

【ホッシー】 「パラダイム MAX FAST ドライバー」は、シリーズの中で最軽量モデル。クラブ総重量は約280g(フレックスS)となっています。前作のローグ STシリーズにも「MAX FAST」のモデルがありましたね。 【ツルさん】 もともと「MAX FAST」は、日本のゴルファーをターゲットに開発されたアジア市場向けモデル。つまり、ヘッドスピード(以下HS)が遅めでスライスに悩むゴルファー向けと言えます。このモデルのみ接着式のネックが採用され、シャフトやグリップまで軽量化されているのが特徴です。もちろんパラダイムシリーズなので、360度カーボンシャーシなど、新たなヘッド構造や設計が採用され...
2023/01/30新製品レポート

直進性が高くてやさしさ満点 キャロウェイ「パラダイム X ドライバー」を試打

【ホッシー】 「パラダイム X ドライバー」のヘッドは、兄弟モデル「パラダイム ドライバー」よりも扁平感があって投影面積が大きくなっています。そのおかげで、構えた時点でやさしく打てそうな印象を受けますね。 【ツルさん】 クラウンのトウ側のラインが直線的になっていて、ヘッド全体が四角形っぽく見えるのが特徴。見た目からして慣性モーメントが高そうです。スタンダードモデルには移動式ウエートが搭載されていますが、今回のウエートは固定式。ヘッド性能にも違いがありそうです。 【ホッシー】 さっそく打ってみましたが、とても好感触です。球が上がりやすく、適度なつかまり感もあって、曲げずに真っすぐ打ちやすい! 【...
2023/01/23新製品レポート

今回の“プラス”は慣性モーメントUPをジワッと感じる! テーラーメイド「ステルス2 プラス ドライバー」

【ホッシー】 「ステルス2」シリーズのドライバーには、「ステルス」と同様に販売店が限定される「プラス」のモデルがあります。シリーズの中で唯一、ソール前方部にスライド式のウエートを搭載している浅重心モデルです。PGAツアープロの多くが、この「ステルス2 プラス ドライバー」をチョイスしてバッグに入れているようですね。 【ツルさん】 テーラーメイドは、「ステルス2」シリーズの寛容性を向上させたとアピールしています。「プラス」の慣性モーメントは、前作と比べて9%アップしているそうです。どんな弾道になるのか、試打して確かめてみましょう! 【ホッシー】 このモデルだけはクラウンのカラーリングが異なってい...
2023/01/16新製品レポート

アマチュアの大本命か!? あきらかに球がつかまる テーラーメイド「ステルス2 HD ドライバー」

【ホッシー】 今回試打するのは「ステルス2 HD ドライバー」です。HDはハイドロー(High Draw)の頭文字となっていて、その名のとおり球を上げやすく、つかまえやすいヘッド性能のモデル。「ステルス」シリーズでもHDのモデルが用意されていましたが、2代目となり様々な部分に変更が加えられているようです。 【ツルさん】 前モデルの「ステルス HD」と比べてライ角が2度アップライトになりました。またスタンダードモデル「ステルス2 ドライバー」と比べても2度アップライトです。なので、構えてみるとトウ側が立っているように見えますし、球をつかまえやすそうに感じます。色やデザインは違いますが、構えたとき...
2023/01/13新製品レポート

キャロウェイ「パラダイム ドライバー」はローグ STを超えるのか? 注目はミスヒットへの強さと低スピン

【ホッシー】 キャロウェイから2023年の新シリーズが登場し、「パラダイム」という新しい名称になりました! ドライバーは4つのモデルが用意されていて、今回試打する「パラダイム ドライバー」はスタンダードモデルとして位置づけられています。クラウンは光沢のあるネイビーとマットブラックのツートンカラー。このカラーリングやデザインも新鮮ですね。 【ツルさん】 ヘッドのソール部分には「フォージドカーボン」という素材を新たに採用しています。クラウンは従来どおり「トライアクシャルカーボン」が使われているので、ヘッドの中央部分はぐるっと360度カーボン素材です。フォージドチタン製のフェースは、AIによって偏肉...
2023/01/11新製品レポート

“らしさ”はそのままに、球が上がりやすくなった! テーラーメイド「ステルス2 ドライバー」

【ホッシー】 テーラーメイドから2023年の新シリーズが登場しました! 名称は「ステルス2」となっています。ドライバーは従来どおり3機種展開です。まずはスタンダードモデルの「ステルス2 ドライバー」を試打していきます! 【ツルさん】 前作の「ステルス」から採用されているカーボンフェースは、もちろん今作でも採用されています。新モデルではカーボンの積層方法が変わって、前作と比べてフェース重量を約2グラム軽量化しているそうです。さらにヘッド後方部には「カーボンコンポジットリング」という新構造が使われていて、テーラーメイドのウッドとしては初めてカーボンの容量がチタンを超えたとか。「ステルス2」は、これ...
2023/01/09新製品レポート

すっきり顔に進化した飛び系の中空 スリクソン ZX4 Mk II アイアン

【ホッシー】 「スリクソン ZX4 Mk II アイアン」は、7番のロフト角が28.5度とストロングロフトのモデル。バックフェースは同じシリーズの「ZX5 Mk II」を踏襲したデザインを採用しているため、外観が似ているのですが、「ZX4 Mk II」は中空構造のヘッドになっています。 【ツルさん】 2年前に発売された「ZX4」と比較すると、ずいぶん雰囲気が変わりました。前作はアイアン型ユーティリティのような、安心感満載の大ぶりヘッドでしたが、新作はトップブレードが薄くなり、中空構造とは思えないぐらい“すっきり顔”になっています。ソール幅も狭くなっていて、「ZX5 Mk II」と同じぐらいのソ...
2022/12/26新製品レポート

打感が向上した現代的な本格フォージド スリクソン ZX7 Mk II アイアン

【ホッシー】 前回試打した「ZX5 Mk II」に続いて、今回は兄弟モデルの「ZX7 Mk II」を試打していきます。7番アイアンのロフト角は32度、装着されているシャフトは日本シャフトのオリジナル仕様「NSプロ モーダス3 ツアー 105 DST」です。前回と同じシャフトなので、純粋に2モデルのヘッド性能の違いを確かめられますね。 【ツルさん】 ロフトは「ZX5 Mk II」と比べて1度寝かせた設定になっていますが、他社のアスリート向けアイアンと比べると、ストロングロフトのモデルです。ヘッド素材はS20Cの軟鉄鍛造。ロングアイアンから7番までの番手のヘッドには、トウ側にタングステンが埋め込ま...