中島選手の元に幼なじみの訃報が届いたのは最終ラウンド前日のこと。彼のためにも今週で絶対賞金王を決めようと心に誓ったそうです。賞金王を争う金谷選手と並んで迎えた最終18番では、2度のラッキーに助けられてイーグルを奪取。亡き友人が背中を押してくれたにちがいありません。

史上最年少で年間女王タイトルを獲得した昨季に続き、2季連続の戴冠となった山下美有夢選手。しかし、今季はずっと順風満帆だったわけではありませんでした。夏の海外メジャー挑戦を機にプレーに迷いが生じ、調子を落としてしまったそう。そこから短期間でしっかり立て直せるのも山下選手の強さなのでしょう。

「もし勝っても、たぶん泣かない」と思っていたというプロ12年目の鍋谷選手。ところが実際は、優勝が決まった瞬間から前が見えなくなるほど涙があふれて止まらなかったそうです。2勝目に向けて「もうひとつレベルを上げないと」という鍋谷選手の今後に注目です。