メジャー2位 怒濤の追い上げに観客熱狂/永久シード獲得まであと少し!
2023/06/27 17:00
“死闘の地”として名高いバルタスロールで行われた「全米女子プロ」。首位と5打差の8位から出た笹生優花選手のプレーに会場が沸きました。獲得賞金の額にもびっくりです…。また、国内ツアーはベテラン勢が大活躍! 今週も見逃せないニュースたっぷりでお届けします。
PICK UP NEWS
「満足はしていないけど、うれしい」 惜敗にも晴れやか
惜しくもメジャー2勝目を逃した笹生優花選手でしたが、意外にもさっぱりとした表情で大舞台を振り返りました。メジャー覇者として参戦している米ツアーでは予選落ちが続く時期もあり、今大会での好成績を素直に喜びました。次戦「全米女子オープン」も注目ですね!
亡き祖母に捧げる逆転V 申ジエ「自分のプレーができた」
逆転で今季2勝目をつかんだ申ジエ選手。インタビューでは、5月に亡くなった祖母を思い涙を流す場面もありました。節目となる30勝目に到達しましたが、協会の規定により永久シード獲得まで残り2勝となります。
渡せなかった優勝ジャケット 「サトウのごはん」の行方は
谷原秀人選手がプレーオフを制し、ツアー18勝目を挙げました。選手会長としてチャンピオンジャケットを贈る仕事が課された中での“まさか”の勝利。まだまだ若手には負けられない!?
LAST WEEK NEWS
米国女子:KPMG全米女子プロゴルフ選手権
1980年「全米オープン」の死闘に続き、今回も日本勢が優勝争いに絡んだバルタスロールGCは、メンバーとなるための入会金が15万ドル(約2151万円)、年会費2万2500ドル(約322万円)という名門コース。大会中は認められていたコースでのスマートフォン使用ですが、普段は原則NGのルールや、コロナ禍に大金を投じて導入したというグリーンを乾かすサブエアシステムからはオーガスタナショナルGCへの“意識”もうかがえます。(亀山)
国内男子:ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品
20歳の長野泰雅選手もツアー転戦生活が板についてきましたが、「ひとりの時は結構きついです」と寂しそう。ニンテンドースイッチを旅のお供に据えて全国を巡っています。プロ入りして憧れの存在のひとりになったのが石川遼選手。ほぼ初対面だった昨秋の試合の練習中、突然「プロテスト1位合格おめでとう」と声をかけられた時が忘れられないと言います。「違うな…と思いました」と、その人柄に魅了されました。(桂川)
国内女子:アース・モンダミンカップ
前年覇者の木村彩子選手は今季から選手の取りまとめ役となる“プレーヤーズ委員長”を務めます。「学生の頃から学級委員長をやるタイプじゃない。書記とか裏方が多かった…」。練習の合間を縫って、新人選手に長くなりがちな練習ラウンドのルールを伝えたり、寄付金の寄付先を選んだりとツアーにとっても重要な仕事に向き合います。「過去イチ頼りない委員長ですが、自分が変わる、成長するいい機会」とやりがいも感じているようです。(玉木)
米国男子:トラベラーズ選手権
トラベラーズ選手権では、ザンダー・シャウフェレ選手の食生活について取材をしました。新婚のザンダーは奥さんのマヤさんと二人で、住み慣れたサンディエゴからフロリダのジュピターに引っ越すそうです。ジュピターといえば、タイガー・ウッズ選手やロリー・マキロイ選手など多くのプロが居住している、まさにゴルファー銀座。ザンダーも彼らとご近所さんになるんですね。(服部)
PICK UP PHOTO
フォトギャラリーNOTE
Edited by : 武田涼花
instagram : @i_am_golfholic