打ち砕かれた“自信” メジャー覇者の大きな変化／苦しかった…雨中に涙
2023/06/06 17:00
悪天候に翻弄された国内ツアー。金谷拓実選手がメジャー戦を制し、力強いガッツポーズを見せました。海外で感じた“怖さ”が成長につながったそうです。また、27ホールの超短期決戦を勝ち抜いた川岸史果選手が涙した理由とは？ 国内も米国も…盛りだくさんでお届けします。
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“プロの怖さ”を初めて知っても…金谷拓実が諦めずに追う背中
完全優勝で国内メジャー初制覇を果たした金谷選手。順調にキャリアをスタートさせましたが、海外ツアーでは自信を打ち砕かれたそう。不安や怖さを感じる日々のなかで、25歳を奮い立たせたのはある先輩の存在でした。自信を取り戻した金谷選手、向かうところ敵なし！？
苦しみ抜いて2勝目 「伸びしろもない」川岸史果に涙雨
川岸選手が6年ぶりツアー2勝目を挙げました！ 男子プロ・川岸良兼選手の次女として期待されながらも、初優勝を挙げた翌18年にシードを落とすなど、長く苦しい期間があったといいます。家族の支えもあり、つかんだ勝利に喜びもひとしおです。
後半3ホールの“5オーバー”で失速 松山英樹「あたふたも勉強に」
今季初優勝を逃した松山選手は最終日、出だしのホールでつまずき悔しさをにじませました。観客を沸かせる場面もありましたが、スコアを落として16位でフィニッシュ。15日に開幕する全米OPに向けて、自身の状態を理解する4日間となったようです。
LAST WEEK NEWS
国内男子：BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ
国内メジャー初優勝を飾った金谷拓実選手のプレーに感嘆の声を上げたのは、中継局のラウンド解説でついて歩いていた田中秀道プロ。特に中盤、シビアなパーパットを次々と沈める姿に「我慢比べの“バッテリー”が充電たっぷりって感じですよね。若くして、海外でどれだけ修羅場をくぐってきたのか…」とうなっていました。なかなか結果が出なかった海外での戦いが決して無駄でないことは、プロの目に明らかだったようです。（亀山）
国内女子：リシャール・ミル ヨネックスレディスゴルフトーナメント
スイスの高級腕時計ブランド、リシャール・ミル契約プロの青木瀬令奈選手ですが、大会期間中は鮮やかな赤が印象的な「RM 07-01」を着用してプレーしました。世界限定50本の一品で、価格は1200万円から7000万円に上昇しているとのこと。頭を悩ませる防犯対策ですが、「ゴルフ場でシャワーを浴びるときは、ハンドタオルで時計をくるんで目の前に置いておきます。頭を洗うときも、目を閉じませんよ」と笑顔で明かしてくれました。（玉木）
米国男子：ザ・メモリアルトーナメント
残念ながら最終日に失速した松山英樹選手でしたが、2週後に控える今季メジャー第3戦の「全米オープン」前に、優勝争いを演じました。予選ラウンドを終えた時点で首位と1打差に迫る2位。海外メディアからも注目され、プレー内容のみならず、ヒゲ姿にも質問が飛び交いました。「なぜ剃るのをやめたの？」と聞かれれば「生やしてみたら周りの反応が良くて」。ワイルドなスタイルに現地メディアも盛り上がっていました。（石井）
米国女子：みずほ アメリカオープン
WOWOWでリポーターを務める片平光紀プロは選手たちのよき姉貴分。新人の西村優菜選手は「来週（ショップライトLPGAクラシック）は虫が多いと聞いたので、虫よけのハッカを持ってきました」と言います。ちなみに今週優勝したローズ・チャン選手は世界女子アマチュアランキングで141週に渡りトップに君臨しましたが、ランキングが新設された2011年、最初に1位に立ったのが片平さんだったことも改めて記しておきましょう。（桂川）
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雨の日ならではの“シブキ”☔⛳
NOTE
投じた資金と比較して、得られる利益や成果が大きいことを「コスパがいい！」と言いますが、若者の間では「タイパ（タイムパフォーマンス）」が重要視されているそうです。デジタルネイティブな世代にとって、限られた時間でどれだけ多くの情報を取得できるかがポイント。動画の倍速再生は有名ですよね。また、1分以内で見終わるショート動画の増加もタイパが影響しているようです。（タイパ派・武田）
Edited by : 武田涼花
instagram : @i_am_golfholic
