2017/06/08サイエンスフィット レッスン

つかまえようとしないほど球はつかまります!

みなさんは、インパクトする時、どのような意識をもっているでしょうか? できるだけタメてタメて、インパクト直前で、ビューンとフェースを返すイメージでしょうか? それでタイミングが合えば、強い球が出そうですよね。実際、真っ直ぐ、すごく飛ぶこともあるでしょう。しかし、現実はほとんどがスライスで、時折フックしたりと、そのイメージだとかなり不安定になってしまうものです。ゴルフはなんと天邪鬼なのでしょう。意識的に返そうと奮闘するほど、真逆に球がどんどんつかまらなくなるのです。今回はそんなお話です。練習熱心な方ほど、絶対にお見逃しなく!! つかまえようとしている限り、絶対つかまらない!? 球をつかまえようと...
2018/05/24サイエンスフィット レッスン

90をコンスタントに切れない振り遅れの壁【前編】

100、90、80と、スコアがあがる度に技術的な壁が待ち構えています。時折、その壁を超えるスコアはあっても、平均的に超えられるかというと、なかなか難しいものでしょう。それがいわゆるスコアの壁です。実は、こうした壁は根拠のない漠然としたものではなく、スイングの技術に深く関係しているものなのです。今回は、90台前半で停滞している方の多くが陥っている共通の問題点について、お話しましょう。 これまでサイエンスフィットでは、多くのアマチュアゴルファーのスイングを分析してきましたが、押さえるべきポイントを大きく外しているのに、好スコアを叩き出す人はほとんどいません。スイングの技術は、平均スコアに深く関...
2015/04/14QPスペシャルレッスン

アイアンでのダフリの処方箋 シャフトを担いで正しい体の動かし方を覚えよ

ラウンド中に最も避けたいミスが“ダフリ” スライス、チーピン、トップなど、ミスの種類はたくさんありますが、アマチュアの皆さんにとって一番避けたいミスは「ダフリ」かもしれません。その理由は飛距離が出ないから。左右に曲がるボールやトップしてしまったボールはショットの満足度は低いかもしれませんが、一定の距離は前に飛んでくれます。ですから、次打はミスしたクラブよりも短い番手でグリーンを狙えます。しかし、ダフリは極端にいえば数ヤードしか前に進まず、同じクラブでもう一度打たなければいけないケースも。1ストロークを無駄にしてしまうわけです。 ダウンスイングで右肩が落ちるとフダフる! ラウンド中にもっとも避け...
2015/03/24QPスペシャルレッスン

ハンドレイト・フックの処方箋 タオルをワキに挟んでお悩み一発解消!

まずは右手の使い過ぎを防ごう 第一回目の「ハンドレイト・スライス」と同様、「ハンドレイト・フック」で悩んでいる方にもミスショットが出てしまう原因のひとつに右手の使い過ぎがあります。スイング中、特にトップから切り返しに以降する際に右手でグリップを押すような動きをしているため、クラブが外側から入り、カット軌道になっているのです。まずは前回の対処法と同じように、右手親指を離して素振りをして、右手の力を抜いてスイングする感覚を身につけましょう。 腕を捩じる動きが左へのミスを誘発 「ハンドレイト・スライス」と同じミスの動きをしているのに、なぜフックが出てしまうのか。その理由は腕の使い方にあります。より強...
2020/04/30サイエンスフィット レッスン

プロ・アマ比較/スイング動作の決定的な違い【ヒップ編】

前回の「アーム編」に続き、今回は「ヒップ編」。3Dモーションキャプチャーのデータから、スイング中のお尻の動きに注目します。左腕の動きと同様、プロとアマの決定的な違いが随所に見られる部分です。アマチュアは腰を回転させているつもりでも、ちゃんと回っていなかったり、そもそも、腰が回転しやすいアドレスができていなかったりする傾向にあります。 さらにいうと、腰の回転やヒップ・ターンといった、「回す」という言葉の誤ったイメージが、プロとアマチュアの決定的な違いをもたらします。腰は意識的に回転させるものではなく、お尻のある動作の結果、勝手に軸を保ってキレイにクルッと回転しちゃうものなのです。打球の安定性に大...
2020/04/16サイエンスフィット レッスン

プロ・アマ比較/スイング動作の決定的な違い【アーム編】

PRGRが独自開発した、体の各部の動きをリアルタイムで計測できる3Dモーションキャプチャー。これによって、プロとアマチュアの動きの明らかな違いがクッキリと浮かび上がってきました。大きくズレているところもあれば、場合によっては、まったく正反対の動きになっているところもあります。今回は「アーム編」として、飛距離やボールのつかまりに直結する「左腕と手首の動き」について、プロとアマの違いを総括していきます。 モーションキャプチャーのデータで特に注目しているのは、左腕、胸、お尻の動きです。アドレス、ハーフバック、トップ、ハーフダウン、インパクトといった要所要所で、プロとアマチュアの動きの違いを、つぶさ...
2015/04/21QPスペシャルレッスン

アイアンでのトップの処方箋 クロスハンド・グリップでボールが打てれば問題解決!

トップが起きてしまうメカニズムとは 前回は「ダフリ」の対処法を解説しましたが、今回は同じくらいミスをするゴルファーが多い「トップ」です。ボールの頭を叩いてしまい、球が上がらないのが「トップ」。大きな原因は、トップから切り返し、ダウンスイングにかけて体が起き上がってしまうことにあります。前傾が崩れた状態でそのままボールを打つと、ボールと体の距離が遠くなっているため、空振りする可能性があります。それを避けようと体が反応し、右手を返してボールを打ちにいく――。これがトップするメカニズムです。 前傾キープで右手の“悪さ”を防止 練習場などではトップをしない人でも、ラウンド中に「ボールを飛ばしたい」、...
2016/09/22サイエンスフィット レッスン

腕と腰の正しい連動を一発で体感!

ボールをつかまえるには2つのタイプがあります。サイエンスフィットの計測機器で、グリップエンドの動きを追跡することで、あなたがどのタイプかがすぐに分かります。インパクト周辺でグリップエンドが減速する人は、リストターンタイプ。グリップエンドが減速せず体の回転とともに動く場合は、ボディターンタイプ。2つのタイプでは、球のつかまえ方も違えば、体の使い方も違ってきます。今回は、そのお話を軸に、腕と腰の正しい連動をすぐに体感できる方法を伝授します! 球をつかまえるタイプには、明確に2つのタイプで分類できる人もいれば、その中庸にあって、どちらを選択するか選べる人もいます。問題は、明らかにボディターンタイプ...
2017/06/29サイエンスフィット レッスン

「振り遅れ」じゃなく「腕遅れ」って何?

サイエンスフィットでは、インパクトの瞬間のフェース向きと軌道に重点を置いてきましたが、最近はさらなる分析を進めています。それが、インパクト時の腕の状態です。そこに注目して、徐々に解明しつつあるのが「腕遅れ」。プロや片手シングルレベルの上級者はほとんど遅れないのに対し、ほとんどのアマチュアはこの「腕遅れ」に陥っていると考えられるからです。さて、この「腕遅れ」とは、一体どのようなものなのでしょうか? 軌道は悪くないのに安定しないのは何故? インパクトの瞬間の、フェース向きと軌道を改善することが、スイング上達のためのすべてです。スライサーの方は、まず、フェースの開閉を抑えてから、アウトサイドイ...
2016/04/21サイエンスフィット レッスン

左手に対して一定のシャットで握る方法

ほとんどのスライサーは、掴まえようとしてアウトサイドイン軌道に陥っていますが、インサイドアウトに振れているのにスライスになってしまう人もいます。この場合、グリップの時点で、左手に対して最初からフェースが開いているケースが目立ちます。今回の受講者もこのケース。これを短時間で改善すべく、いつも左手に対して一定のシャットフェースにする方法を詳説しましょう。 弾道が安定しない人はグリップを疑ってみよう 球が左右に散る人は、小手先で掴まえようとしていたり、腰の回転が悪かったり、そもそも左手に対するフェース向きが、毎ショットでバラバラだったりするケースもあります。安定した軌道を求めるなら、まずはグリップ...
2015/04/09QPスペシャルレッスン

ハンドファースト・フックの処方箋 上手な人ほど見落としがち? グリップの基本を再確認!

原因はハンドファーストのオーバー・ドゥ ゴルフのスイングにおいて、理想的なインパクトはハンドファースト。ボールを上から潰すように打つことでボールのバックスピンがかかってボールが上がり、弾道が安定します。プロのスイングを見ていると、ボールを打った後にターフがとれていますよね。これがハンドファーストで打っている証拠です。上手い人ほど、この形でインパクトしているわけですが、「ハンドファースト・フック」に悩む人は、上からボールを潰す意識が強すぎる傾向があるかもしれません。 ロフトを立てようとして手元が流れる ハンドファーストのインパクトは、言い方を変えればロフトを立ててボールとコンタクトする打ち方で...
2017/10/12サイエンスフィット レッスン

プロとアマ、決定的なインパクトイメージの違い

サイエンスフィットEXによる計測データの蓄積によって、次々と新事実が明らかになっています。とくに、プロとアマのインパクトでは、腕の使い方に決定的な違いがあることを、数値ではっきりと示すことができました。プロの感覚に肉薄する、スイング改善の最終目標とする上でも、ぜひ参考にしてください! シングルプレーヤーの上級者でもおよそ7割が、プロのようなインパクトができていないことが分かってきています。今回の受講者は70台前半でコンスタントに回る腕前なのですが、やはりプロのインパクトとは決定的な違いがありました。身体能力の高さによって、うまくフェースを戻しているのですが、アジャストするために余計な動き...
2016/10/27サイエンスフィット レッスン

スコアの壁とスイングの壁の密接な関係性

サイエンスフィットで蓄積した膨大なデータを使って、スイングのレベルとスコアの関連を調べると、興味深い結果が導き出されました。100の壁、90の壁といった、アマチュアがぶつかるそれぞれの壁で、スイングのレベルが、ほぼ明確に別れているということです。コンスタントに100を切れない人はインサイドアウトで振れない壁があり、90を切れない人はコック&リリースが上手くできない壁があります。どうして、このような関係性があるのか、詳しくご紹介していきましょう! アウトサイドイン軌道の人が直面する100の壁 最初の壁は100の壁。アマチュアゴルファーの7割がアウトサイドイン軌道で振っていて、この軌道に陥ってい...
2015/03/17QPスペシャルレッスン

フック・スライスに悩むゴルファー必見 インパクトの手元をチェックしてスイング磨き!Vol.1

ハンドレイト・スライスの処方箋 悪さする右手の動きは親指を離して防止! QPこと、関雅史ティーチングプロがスライスやフックに悩むゴルファーに、高速カメラを使ってインパクトでの手の位置を再現。手の位置から出る球筋と原因となる手や体の動きの修正方法を全6回で紹介。第一回目は「ハンドレイト・スライス」の修正方法です。悪さする右手の動きを抑えてカット軌道を直しましょう。 あなたのスライスの原因は? アマチュアゴルファーの7~8割がスライスに悩んでいるといわれています。ボールをつかまえきれず、右方向に曲がってしまうのがスライスですが、実はひとことでスライスといってもその原因はさまざまあります。スライス...
2015/04/02QPスペシャルレッスン

ハンドファースト・スライスの処方箋 寸止めドリルでシャフトを思い切りしならせろ!

ハンドファースト・スライスは“振り遅れ” スイングを動画撮影し、インパクトでストップしてください。この時、手元がボールより前に出ているのがハンドファーストです。インパクトの手元とヘッドの位置関係としては正しいのですが、これでスライスが出ているのはフェースが右を向いているから。トップからダウンスイングにかけて、クラブが寝てしまっています。いわゆるあおり打ちのカタチです。これにより、手元が流れてしまい、フェースの管理ができずに“振り遅れ”てしまっているのです。 ボールを上げたい意識があおり打ちを生む クラブが寝た状態でダウンスイングをしてしまうのは、トップから切り返し以降、「ボールを上げたい」「...
2016/07/21サイエンスフィット レッスン

あなたはどっち?ボールをつかまえる2つのタイプ

ボールをつかまえるのに、2つのタイプがあることをご存知でしょうか。2つのタイプには歴然とした違いがあり、 フェースの開閉も違えば、 体の使い方や練習方法もまったく異なってきます。 従って、自分がどちらのタイプかを把握することが、上達の近道となるのです。サイエンスフィットでは、磁気センサーという特殊な装置を使って、簡単に自分のタイプを知ることが可能です。今回は、なかなかボールがつかまらないという方が登場。 そのタイプを見極め、 その人にベストなつかまえ方を伝授します! ボールの捕まえ方の2つのタイプとは、ボディターンタイプとリストターンタイプです。 腕のローテーションを抑え、フェースの開閉を使...
2023/01/07サイエンスフィット レッスン

フェースローテーションを習得して飛距離アップ(ドリル編)

アマチュアの7割は、テークバックでフェースが大きく開き、アウトサイドイン軌道に陥っています。これが上達を妨げる最大の原因。まずは、シャットフェースでグリップしてフェースの開きを抑えつつ、体の回転で振ることにより、インサイドアウト軌道に修正することが大前提です。しかし、それだけではその人が本来出せるはずの飛距離には至りません。飛距離アップのために、ゴルフクラブの特性を生かしたフェースローテーションをプラスしていきましょう。 「前回の分析では、インサイドアウトのスイングができていることや、体重移動や体の回転など、自分のスイングの良い面を知ることができました。一方で、インパクトではヘッドがグリップ...
2010/02/17サイエンスフィット

今回の成果「初めてのドライバーショットに挑戦!」

ゴルフを始めてまだ日が浅く、通っているレッスンでは、アイアンしか握ったことがないという室谷さん。今回は、サイエンスフィットのスーパーレッスンで、なんといきなりドライバーに挑戦!初めてとは思えない快音…
2009/09/09サイエンスフィット

今回の成果「飛距離のビッグロス、その原因を究明!!」

推測できます。データを見るとやはり、インパクト時のフェース角が開き気味に当たっていますね~。これが犯人です! まずスイングタイプを特定 レッスンに入る前に、もう一つ特定しておきたいことがあります…