2014/08/25植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.21 パッティングの基本

ボール位置の基本は目の真下がおすすめ パッティングでみなさんが迷うのがボール位置でしょう。多少、誤差があっても構いませんが、基本は前傾したときの目の真下にボールがくるようにします。理由は打ち出したいラインに対して、スクエアにフェースをセットしやすく、かつストロークしやすくなるからです。体から離れすぎると目線とボール位置に角度がつきすぎて、狙ったところに打ち出しにくくなります。 両足の真ん中を基準にボール1個分左 ボール位置でもうひとつ大事なことは左右の位置。パターの形状などにより多少差は生じますが、基本的には両足を広げたスタンスのど真ん中よりボール1個左足寄り。要するに、手元とヘッドが体の中...
2014/08/11植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.19 芝の薄いライからのアプローチ

クリーンに打ちたくなるけど打ち込みは危険 芝が薄かったり、土がむき出しになっていたりするようなライからのアプローチは、かなり難度が高いと言えます。心理的には上目からパチンとヘッドをボールにぶつけたくなるものですが、入射角が鋭角になると打点が1点になってしまうので、さらに難しくなってしまいます。こういった芝が薄いライこそ、低い位置からヘッドを入れて、低い位置に振り抜く打ち方が必要なのです。 撮影協力:サウジャナ ゴルフ&カントリークラブ(マレーシア) ボールの側面を横から払い打つ 鋭角に打ち込まずに、ヘッドを低く動かすコツは、ボールの側面を真横から払い打つイメージを持つことです。手首の動きをあ...
2014/09/08植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.23 パットの距離感を合わせる

まず大切なことは芯でヒットすること パッティングにおいて、最も重要で難しいのが距離感を合わせることです。特にロングパットは練習する機会が少ないアマチュアにとっては、なかなか上達しにくい部分で、感覚的なものが必要になります。その感覚を活かすために、まずは前回のレッスンで行った、しっかり芯でヒットするということを重視してください。 インパクトの加速感を一定にする ボールの転がりを安定させることが距離感を合わせる上で非常に重要になります。転がり方が安定しない人は、インパクトでヘッドを急加速させたり、逆に減速させたりしている可能性があります。理想は、ジェットコースターのように徐々に加速させながらボ...
2015/03/16植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.49 ラウンド中のフックを即効修正!その1

インパクトでフェースがかぶる フックで悩んでいる人の多くは、スライスが原因になっていることが多いんです。スライスを嫌がって、フェースを返す。結果、インパクトでフェースがかぶって当たるわけです。フックと表現していますが、厳密にはまっすぐか、もしくは左に出て左に曲がるような球のことです。フックはスライスと比べて球が強いので、曲がり幅も大きく、落ちてからもどんどん左へ転がります。もっともスコアがまとめられない球筋と言えるでしょう。 腰の回転が止まるからフェースが返る フェースが返ってしまう仕組みを説明しましょう。フェースを返そうとしていないのに、勝手に返ってしまう理由は、体の回転が止まってしまうか...
2014/06/30植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.13 PWのランニングアプローチが最もやさしい

使用するクラブはピッチングウェッジ ランニングアプローチで使用するクラブはピッチングウェッジです。最初から打ち出しを低くして転がすため、ロフトの立ったクラブを使用することをおすすめします。普段からある程度転がす感覚を身につけていないと、なかなか距離感がつかめないと思いますが、打ち方としてはシンプルで、ミスになりにくいので、是非覚えておいて欲しい打ち方です。 撮影協力:サウジャナ ゴルフ&カントリークラブ(マレーシア) グリーンエッジまで近い状況で活用する ランニングアプローチを使う状況というのは、ボールからグリーンエッジが近い場合です。グリーンエッジまで近くてピンまでの間に障害物が無いのに、...
2014/04/07植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.1 スタート前の上半身ストレッチ

ストレッチはケガを防ぐ意味でも重要! ゴルフのスイングは見た目以上に体に負担がかかるものです。スタート前のストレッチには思い通りのスイングをする意味と、ケガを防止するという意味があります。プロは試合会場には1時間30分から2時間前に到着して、ストレッチに1時間ほどかけて入念に体をほぐします。アマチュアの方にそこまでは求めませんが、ギリギリに到着してそのままスタートというのは避けて下さい。 撮影協力:サウジャナ ゴルフ&カントリークラブ(マレーシア) ナチュラルなコッキングが可能に ゴルフのスイングは上半身も下半身も両方使います。まずは上半身のストレッチから説明しましょう。手首が柔らかくないと...
2014/05/12植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.6 飛ばしの秘訣!

飛距離を伸ばすための3大要素とは!? 今回のテーマは飛距離アップです。飛ばすために必要なことは「初速アップ」「高打ち出し」「低スピン」という3つの要素があります。初速に関しては速いほうがいいですが、打ち出し角とスピン量に関しては、適正というものがあります。ただ、最近のクラブやボールの性能から高い打ち出し角と低スピンが飛ばすための条件と言われています。では、具体的に説明していきましょう。 単純に速く振ればいいわけではない ボール初速に関して、当然速ければ速いほど飛ぶ可能性は大きくなります。ただし、ボール初速=ヘッドスピードではありません。どういうことかと言うと、どれだけ速く振っても、芯に当たら...
2014/12/08植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.36 フック・ヒッカケ徹底矯正!その1

スライスのミスが原因で起こるフック 今回から5回にわたってフックのミスの対処法を説明していきます。フックは、もともとビギナーのときにスライスのミスに悩まされ、それでボールをつかまえようとする動きをマスターしようとした結果、その動きが過剰になってインパクトでフェース面がかぶってしまうことで起こるミスです。いわば、上達する過程で誰もが通る道ということ。フックが出始めたら、少し上達したと思っていいでしょう。そしてそのフックは早い段階で直しておくことが重要になります。 インパクトでフェースがかぶるのが原因 フックのミスというのは、インパクトでフェース面がかぶって当たり、ボールに左回転がかかって左に大...
2014/06/23植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.12 AWのピッチ&ランはアプローチの基本

最も使う場面の多い打ち方 今回のテーマはピッチ&ランです。アプローチで最もスタンダード、最も多用する打ち方なのでしっかり覚えて下さい。使用するクラブはAWでいいでしょう。ある程度キャリーを出してからランで転がす。距離感のイメージが出しやすく、アマチュアの皆さんはアプローチをする場面に遭遇したら、まずはこの打ち方ができるかどうかを考えるといいでしょう。 撮影協力:サウジャナ ゴルフ&カントリークラブ(マレーシア) キャリーとランの比率は5対5が目安 ピッチ&ランをするときに重要になるのがボールの落とし場所です。ボールからエッジまでどれくらいの距離があるのか。グリーン面のピンまでの状況は上りなの...
2015/02/02植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.43 ラウンド中のトップを即効修正!その1

腕を短く使ってしまうからトップになる トップのミスは、字のごとくボールの頭を叩いてしまうミスです。なぜトップになるのかというと、理由のひとつとして腕を短く使ってしまっていることが考えられます。インパクトでボールに当てようとして腕が縮こまり、結果、ボールにヘッドが届かず、トップになるわけです。つまり、インパクトを意識しすぎると、トップになる傾向があります。 左腕の長さを保つことがポイント 腕が縮こまらないようにするためには、左腕を長く使うようにしましょう。特にフォロー側で左腕を長く使う意識を持つと、インパクトに集中しすぎなくなるので、自然に左腕が伸びてきます。ボールを上げたいという意識があると...
2014/10/27植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.30 フックをなおすカンタン練習法

なぜフックになるのか? フックで悩んでいる人の多くは、フェース面がインパクトでかぶっています。ボールを手先でつかまえようとしたり、強くインパクトしようとすることで、フェースが急激にかぶることがあります。理想はインパクトを通過点にして、フィニッシュまでバランス良く振り切ること。スイング中に、体のある部分が止まることで、フェースはかぶりやすくなるのです。 腰が止まるから手が返ってしまう フェースが返ってしまう原因は、スイング中に腰が止まることにあります。フックで悩む人は、体の正面でインパクトしようとする意識が強すぎる傾向があります。それで腰が止まって、手が返る動きを引き起こすわけです。スイングで...
2014/07/14植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.15 左足下がりのアプローチ

ボールを止めるためにサンドウェッジを選択 左足下がり(右打ちの場合)は、傾斜的にボールは上がりにくくなります。アマチュアにとって最も難しいライと言ってもいいでしょう。ピン位置によっては物理的に寄せられない状況も発生します。重要なのは、無理に上げようとしないこと。まずはダフリやトップのミスを出さないための打ち方をマスターしてください。高さが出にくいため、最も高さが出てくれるサンドウェッジが使用クラブになります。 撮影協力:サウジャナ ゴルフ&カントリークラブ(マレーシア) 傾斜なりに構えて傾斜なりに振る ボールを上げようとしないことがまずは重要です。そこでアドレスは傾斜なりに構えます。ボールの...
2014/08/04植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.18 深いラフからのアプローチ

ラフは距離感が出しにくい プロや上級者はバンカーから打つよりもラフの方が難しいと言います。その理由は、ラフはボールとフェースの間に必ず芝が挟まるからです。しかもその抵抗の強さを予測しにくいので、距離感が合わせづらくなります。この状況でボールにきっちり当てようとするとミスになる。ラフからはある程度のアバウトな打ち方が必要になります。 撮影協力:サウジャナ ゴルフ&カントリークラブ(マレーシア) ボールの前後10センチの芝を切るように振る クリーンにヒットしようとして上から打ち込むのは間違いです。ラフの打ち方はヘッドを低く動かすこと。ボールの前後10㎝くらいの芝を切るように振るのがポイントになり...
2014/11/24植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.34 スライス徹底矯正!その4

フェース面を真っすぐ当てようとすることの弊害 ある程度クラブを振れるようになってくると、真っすぐにボールを飛ばしたくなるものです。そうなると人間の心理として、ヘッドをなんとか真っすぐ当てようとします。真っすぐ当てることはもちろん悪いことではありませんが、あくまでも結果的に真っすぐに当たるのが理想。手先で真っすぐに当てようとすると、余計にフェースは開いてしまう可能性があるのです。 左ヒジの向きで悪い動きの原因がわかる フェース面をボールに対して真っすぐに戻そうとすると、左ヒジがターゲット方向を向きやすくなります。このようなインパクトの形になると、フェース面は必ず開きます。なぜ、このようなヒジの...
2014/09/29植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.26 シャンクを封じるカンタン練習法

シャンクってなぜ起こるの!? シャンクというのはフェース面のネック側にボールが当たる現象です。アドレスでセットアップしたときは、ほとんどの人はフェース面の真ん中にセットすると思いますが、スイング中のなんらかの体の動きによって、インパクトポイントがずれてしまう。シャンクが出ると止まらないとよく言われますが、これにはアマチュアにありがちな動きが原因になっています。それを解消していきましょう。 ボールに当てようとする動きは要注意 シャンクはフェースのネック側に当たる現象ですが、スイング中の原因としてはトップからインパクトにかけて手が前に出てしまうことにあります。要するに手元が体から離れてしまうから...
2014/05/26植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.8 テークバックでは肩を回転し体を捻る!

肩の回転を重視する 今回のテーマはテークバックからトップまでの動きです。テークバックからトップまでで重要なのは体の捻転です。下半身と上半身の捻転差をいかに作れるかが、飛距離を生み出す条件になります。ここでは肩の回転と腕の使い方について説明します。それぞれのパーツに分けて、具体的にポイントを説明していきましょう。 左肩ではなく右肩を意識 肩の回転を大きくすることが上体を捻転させるポイントですが、よく左肩をしっかりと回すという表現を使います。間違いではありませんが、左肩を意識すると腕だけを上げようとしてしまう可能性があります。それよりも右肩を意識してください。右肩を背中側に引っ張るように動かすと...
2014/06/09植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.10 飛ばすためのフォロー・フィニッシュ

遠心力を最大に利用する 今回のテーマはフォローからフィニッシュにかけての動きです。この部分でポイントとなるのが遠心力。遠心力を最大限に利用することで飛距離を伸ばすことができます。遠心力を引き出す方法は、なにか大きな物を目標方向に放り投げるように動かします。実際に重いものを投げるだけで体感できる動きですが、そのポイントを説明していきましょう。 撮影協力:サウジャナ ゴルフ&カントリークラブ(マレーシア) 腕を体から思い切って離そう スイングのポイントとして両脇を締めるレッスンを受けたことがあると思います。ただ、フォローからフィニッシュかけてはこの脇を締める動きが弊害となることがあります。要する...
2014/11/03植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.31 スライス徹底矯正! その1

インパクトでフェースが開く 今回から全5回にわたって、アマチュアゴルファーを悩ませるスライスを徹底的になおしていきます。 スライスする原因は、インパクトでフェース面が開いた状態で当たるからです。開いて当たることで、ボールに右回転がかかる。結果、右に大きく曲がる球になるわけです。ロフトの立ったクラブほど、開きやすい傾向があり、ボールがつかまらなくなる。それを防ごうとして、手を使い始めたらミスの悪循環に陥ってしまいます。良いスイングを身につけるためには、まずはきっちりスライスを矯正することから始めましょう。 肩が開くからフェースが開く なぜ、インパクトでフェース面が開いてしまうのかというと、ポイ...
2015/01/05植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.39 フック・ヒッカケ徹底矯正!その4

フェース面が閉じるのは手の動き過ぎが原因 フックが出る原因は、インパクトでフェース面がかぶってしまうことですが、その多くの理由は手の動き過ぎにあります。余計な腕の動きが多いと、インパクトでアジャストする動きが必要になる。手打ちになればなるほど、フェース面の動きが不安定になり、フェース面がかぶる可能性も大きくなるのです。今回のテーマは腰を使うこと。よく言われる下半身主導の動きを覚えて、フックのミスを解消していきます。 右腰を積極的に動かす 上半身ではなく下半身主体でスイングするときに、意識してもらいたいのが腰です。特に右腰を積極的に動かすことを覚えてください。効果的なドリルが、右腰にクラブのグ...
2015/03/02植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.47 ラウンド中のスライスを即効修正!その1

フェースが開いたままインパクトする スライスは多くのアマチュアゴルファーが必ずといっていいほど悩まされるミスです。スライスになる原因は様々ありますが、すべてのスライスに共通していることは、インパクトでフェースが開いた状態でボールをヒットすることです。フェースが開くとボールは右回転になります。なぜ、フェースが開いてしまうのか、原因をきっちり理解すれば、スライスをなおすことはそれほど難しいことではありません。 ハーフウェイダウンでのフェースの向きをチェック インパクトでフェースが開いて当たるということは、ハーフウェイダウンの位置ですでにフェースは開いてしまっているのです。この位置でのフェースの向...