2019/11/29中古ギア情報

中古で探す賞金王候補のクラブセッティング

「ダンロップフェニックストーナメント」は今平周吾が優勝した。今季2勝目だが、トップ10入りが15回という安定した強さが、国内男子ツアー賞金ランキングトップの支えとなっている。(11月28日時点) では、今平のセッティングを中古ショップ的に見てみよう。1Wは「ヤマハ RMX 116 ドライバー(10.5度)」。体積445cc、美しい洋ナシ型のヘッド形状で、飛距離性能とコントロール性に優れている。発売から4年ほど経つが、中古価格は1万円台後半から2万円くらい。カスタムシャフトの装着率が高く人気のモデルだ。 フェアウェイウッドは「テーラーメイド M5」の3番(15度)と5番(19度)を使用。タイガー...
2019/04/19中古ギア情報

女子プロに大人気の飛距離アップドライバー

「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」の河本結、「ヤマハレディースオープン葛城」の成田美寿々は、ともに「キャロウェイ エピック フラッシュ サブゼロ ドライバー」を使って優勝した。最近の国内女子ツアーでは、このモデルを使い飛距離を伸ばしている選手が目立つ。 キャロウェイによると、「ヤマハレディースオープン葛城」でのドライビングディスタンスの上位5人のうち、4人が「エピック フラッシュ サブゼロ ドライバー」を使用していたとのこと。成田に敗れ、2位に終わったアン・ソンジュもそうだった。 契約フリーの藤田さいきは「エピック フラッシュ スター ドライバー」を使い、ツアーのドラ...
2018/03/02中古ギア情報

ユーティリティが苦手なら、ロフト角とシャフトをチェック

フェアウェイウッドが苦手な人たちにとって、頼りになるクラブがユーティリティ(UT)だろう。また、5番アイアンや6番アイアンの代わりに、ロフト角が大きめのUTを使う人も多くなってきた。UTはいわゆるウッドとアイアンを足して2で割ったようなクラブで、ハイブリッドクラブとも呼ばれている。 フェアウェイウッドよりもクラブ長が短いので打ちやすく思えるのだが、苦手意識を持っている人も意外と多い。UTを選ぶ際に気をつけてほしいのがロフト角。ウッドよりもヘッドの奥行きがなく重心深度が浅くなるため、ロフト角が小さい番手ではボールが上がりにくくなってしまうのだ。 たとえばロフト角が22度のUTの調子がいいから、同...
2022/10/07中古ギア情報

タイトリスト「TSR」発売で前作「TSi ドライバー」の中古価格に変化は?

タイトリストの新シリーズ「TSR」が9月30日に発売開始された。PGAツアーでは、キャメロン・スミスが「TSR2 ドライバー」を使用して「全英オープン」を制覇。ウィル・ザラトリス、マックス・ホマらが「TSR3 ドライバー」で優勝を飾り、早くも大ヒットの予感が漂っている。気になるのは前作「TSi」シリーズの中古価格の変化だが、全体的に大きな値下がりは見受けられない。 ジョーダン・スピースらが使用していた「TSi3 ドライバー」(2020年)は中古でも人気が高く、現在も4万円台半ばからが相場となっている。 「TSi2 ドライバー」(2020年)は4万円を切る価格から見つかる。ミスへの寛容性は高いの...
2022/10/14中古ギア情報

「ステルス グローレ」登場で歴代モデルの中古価格は?

テーラーメイドの新作「ステルス グローレ ドライバー」が10月7日に発売された。「ステルス」シリーズと同じくカーボンフェースを採用しつつ、「グローレ」シリーズの特長とするボールのつかまりの良さと、ミスに強い性能を継承。ヘッド重量も軽いので、パワーがないゴルファーでも扱いやすい。 中古クラブ派にとっては歴代モデルの価格も気になるところだが、意外と値下がり感はない印象。新作の登場に伴う、新品クラブの値下げ(マークダウン)幅が小さかったことが理由にあるようだ。 前作「SIM グローレ ドライバー」(2020年)は、純正シャフトで3万円台から。こちらもボールがつかまりやすく、球が上がり、ミスヒットに強...
2022/10/28中古ギア情報

日米ツアーで勝利を飾った古江彩佳のクラブを中古で調査

今年7月の「スコットランド女子オープン」で米ツアー初勝利を挙げ、帰国後の初戦となった「富士通レディース」でも優勝した古江彩佳。同じセッティングで日米ツアー制覇に貢献したクラブを中古で探してみた。 ドライバーは、米ツアー参戦当初に使用していたブリヂストン「B1 ドライバー」(2021年)から、今年7月に発売された「B3 SDドライバー」に変更。低スピンでアスリート向けの「B1」に比べて重心が深く、ミスヒットに強い。販売店限定モデルなので、中古ではレア。一方の「B1」は、4万円台前半から見つかるだろう。 3Wはブリヂストン「ツアーB JGR フェアウェイウッド」(2019年)、7Wは「ツアーB J...
2022/11/04中古ギア情報

新作がズラリ 蝉川泰果の使用クラブは中古で手に入る?

「日本オープン」で95年ぶりとなるアマチュア優勝を果たし、プロ転向を宣言した蝉川泰果(東北福祉大4年)。史上初のアマ2勝目という快挙を成し遂げた、若き新星の使用クラブを中古で調査してみた。 ドライバーは、9月に制した「パナソニックオープン」で使用していたピン「G425 LST ドライバー」(2020年)から、後継モデルで11月11日に発売予定の「G430 LST ドライバー」に変更。「G425」シリーズの中古価格は値下がり傾向となっており、LSTドライバーは純正シャフトで3万円台後半からが相場。低スピンが特長で、弾道のコントロールのしやすさも人気の理由だ。 フェアウェイウッドはテーラーメイド「...
2022/11/11中古ギア情報

「簡単」を求める金田久美子の厳選クラブを中古で探す

「樋口久子 三菱電機レディス」で11年ぶりとなるツアー2勝目を上げた金田久美子。クラブ契約フリーのため、自ら吟味した複数メーカーのモデルで揃えている。復活に向けて調整を重ねてきた、こだわりの14本を中古で探してみた。 ドライバーはキャロウェイ「ローグ ST トリプルダイヤモンド ドライバー」(2022年)。低スピンの強弾道が打ちやすいプロ仕様モデルで、慣性モーメントが大きいため打点ブレにも強い。中古ではレアなので、欲しい人は見つけたら即買いした方がいいだろう。 フェアウェイウッドはヤマハ「RMX VD フェアウェイウッド」(2021年)の3W(15度)を使用。飛距離性能が高いツアーで人気のモデ...
2022/11/18中古ギア情報

中古で見つかる女子ツアー優勝ウェッジでアプローチを磨く

女子ツアーを観戦していると、グリーン周りからスピンで止めるアプローチで、パーセーブにつなげる技術の高さが目立つ。使用しているウェッジの性能が気になったら、中古ショップを利用してコスパ良く試してみてはどうだろう。今回は、今季のツアー優勝者が手にしていた主なウェッジを探してみた。 年間女王を確定させた山下美夢有のほか、勝みなみ、尾関彩美悠が使用するのはクリーブランド「RTX ZIPCORE ウェッジ」(2020年)。スピン性能が高く、グリーン上で止まるボールを打ちやすい。1万円前後から見つかるだろう。 2週連続優勝した岩井千怜が使っているヨネックス「EZONE W501 ウェッジ」(2019年)は...
2016/07/01中古ギア情報

ツアープロのセッティングに学べ!意外と使える54度のウェッジ

我々アマチュアと、男子ツアープロのクラブセッティングを比較すると、シャフトが重くて硬いなどというところに目が行きがちだが、今回は、ウェッジの本数に注目してみることにしよう。 アマチュアの場合、アイアンセットのPW(ピッチングウェッジ)、AW(アプローチウェッジ)、SW(サンドウェッジ)の3本のセッティングが圧倒的多数であろう。男子ツアープロは、この3本に加えてLW(ロブウェッジ)を入れる人が多い。LWは名前の通り、高くボールを上げて止める“ロブショット”が打てるようにロフト角が大きく、60度~62度が一般的。 このLW、アマチュアが必要とするケースはあまり多くない。プロのツアー会場のコースセッ...
2016/06/17中古ギア情報

地クラブが女子ツアーで大活躍中!

国内女子ツアー「ヨネックスレディスゴルフトーナメント」最終日、ポラニ・チュティチャイ(タイ)が上田桃子とのプレーオフを制し、ツアー初優勝を飾った。彼女は身長が153センチと小柄で、ツアーでも飛ぶ選手ではない。しかしプレーオフ18番のPAR5、2度目のティショットは、上田桃子を上回るビッグドライブで、優勝をグッと近づけたと言えるだろう。 彼女が使っているドライバーは、兵庫県の地クラブメーカーBALDO(バルド)の『BALDO COMPETIZIONE 568ドライバー』。BALDOは、飛距離性能だけでなく、打感や顔にもこだわっているのが特徴で、日本では認知度急上昇中だが、タイではこだわりのドライ...
2016/07/15中古ギア情報

新品では手に入らない!イ・ボミの大切なパター

今、国内女子ツアーで絶好調なのはイ・ボミだろう。「アース・モンダミンカップ」で今季2勝目を上げ、賞金ランキングでもトップに立った。飛距離が出て曲がらないドライバー、正確なアイアンショット。安定したアプローチにパターと、隙を全く感じさせない。平均ストロークは60台と、その強さと安定度は圧倒的だ。 彼女の使っているパターは『オデッセイ ホワイト・ライズ iX #1SH』。オデッセイのホワイト・ライズiXシリーズは2012年に発売され、すでに生産を終了している。イ・ボミの活躍により人気急上昇したわけだが、新品では手に入らないこともあり、希少価値が高くなっている。オークションサイトでは35,000円か...
2023/05/26中古ギア情報

最近よく勝つよね 「スリクソン ZX シリーズ」の中古相場をチェック

海外ブランドのドライバーを握る選手が多くいる中、国内外のツアーで注目を集めているジャパニーズドライバーがある。それは、2022年に登場したダンロップの「スリクソン ZX Mk II」シリーズだ。国内女子ツアーでは、山下美夢有が「ブリヂストンレディスオープン」で使用し、今季2勝目を挙げた。また、「全米プロゴルフ選手権」で大会3勝目を飾ったブルックス・ケプカも愛用している。 ケプカが投入しているのは「スリクソン ZX5 Mk II LS ドライバー」の10.5度。近年は各社がカーボンとチタンの複合ヘッドを製造しているが、「スリクソン ZX Mk II」シリーズではあえてフルチタン構造にこだわり、ボ...
2023/06/02中古ギア情報

ミズノの最新ドライバーがツアーで話題沸騰 過去の「ST」中古市場チェックしとくかっ!

ミズノといえば、軟鉄鍛造アイアンのイメージを持つゴルファーが多い。用具契約を結ぶプロはもちろんのこと、契約外のプロやアスリート志向のアマチュアからも信頼も厚い。しかし、最近じわじわと人気を集めているのが同社のドライバーだ。特に新しいモデルの「ST-X 230」は、契約外のプロも食指を動かすなどいま注目度が非常に高い。 過去のモデルを中古市場の価格とともにおさらいしていこう。世界戦略モデル「ST」シリーズドライバーは2020年から日本での展開が始まり、「ST200」と「ST200X」が登場した。2019年以前に国内市場に投入していた1Wとは異なり、海外ブランドを意識した高慣性モーメント設計が話題...
2023/05/19中古ギア情報

岩井姉妹のドライバー 直ドラしやすいのはどっち? 合わせて中古市場もチェック

姉妹で優勝争いを演じた双子の姉・岩井明愛と妹・岩井千怜。プレーオフ2ホール目では、2人とも2打目でドライバーを選択し、直ドラ共演でギャラリーを沸かせた。中古ショップ的に2人のクラブセッティングの違いを分析してみよう。 ヨネックスと用具使用契約を結んでおり、ドライバーは共通してヨネックスの「EZONE GT」シリーズ(2022年)を使用。ただし、ヘッド体積が異なるモデルを手にしている。ドライビングディスタンス現在5位の千怜は「EZONE GT 425 ドライバー」のロフト角9度をチョイス。小ぶりなヘッドで操作性が高く、低スピン弾道が打ちやすい男前仕様。一方の明愛は「EZONE GT 450ドライ...
2023/06/09中古ギア情報

「i230 アイアン」そろそろ値段下がらないかなぁ…ちなみに「i210」は? 中古チェック

2月にアジアンツアー「インターナショナルシリーズ オマーン」で海外初優勝を果たし、「BMW 日本ゴルフツアー選手権」では国内メジャー初制覇を果たした金谷拓実。大会コース宍戸ヒルズの17番ホール、優勝を手繰り寄せたラフからの池越えのセカンドショットは圧巻だったが、その手に握られていたのはピン「i230 アイアン」(2022年)の6番アイアンだった。金谷は気に入ったモデルを使い続けることで知られており、プロデビューから長らく使ってきた前作「i210」からすぐにスイッチを決断した際にはメーカー担当者も驚いたという。 「i230」は渋野日向子や契約外の藤田さいきも使用している。人気を集める理由はツアー...
2023/05/05中古ギア情報

そんなにいいのか「2ボールブレード」 7000円前後で見つかる名器に注目

「中日クラウンズ」で通算5勝目を挙げた岩田寛と、「パナソニックオープンレディース」で同じく通算5勝目を上げた穴井詩。同週に勝利を手にした2人の共通点は、クラブ使用契約がフリーであること、そして同じ形状のパターを使っていることだ。 岩田寛は、オデッセイ「ホワイトホット 2ボールブレード」(2003年)を19年前から使用している。2ボールブレードという形状の初代にあたるモデルで、時代とともにフェースのインサートやシャフトなどが進化しながら様々なモデルが登場し、現行モデルの「ホワイトホット OG 2ボールブレード」(2021年)につながっている。2つのボールが配置されたデザインは上から見ると“T”字...
2016/12/02中古ギア情報

自分のクラブは大丈夫!? クラブの溝規制

ゴルフクラブは常に進化している。各メーカーがしのぎを削り、テクノロジーの粋を集めて性能を高めようとしているからだ。しかし劇的な進化は、時としてゴルフのルールで規制されることがある。そのひとつである、クラブの溝規制をご存知だろうか? 2010年1月1日より、ゴルフクラブのフェースに刻まれている溝の規制が段階的に始まった。クラブの進化により、高い技術が無くてもラフから打ったボールをグリーンに止められるようになったことに対する規制である。実際に2010年以降はメーカーも新しい溝規制ルールに適合したクラブを作るようになった。 この規制は、2010年1月1日から主要プロツアー競技に適用され、2014年...
2016/03/18中古ギア情報

アイアンセットは4本になる!? アイアンの未来予想図

現在市販されているアイアンセットは、5番アイアンからPWまでの6本セットが大半を占めるが、一部の『飛び』に特化しているモデルでは、7番アイアンからPWまでの4本セットも増えてきている。 女子ツアーのクラブセッティングをチェックしてみると、アイアンは6番からという選手がかなり多いことに気付く。ロフト角の大きいユーティリティを作るメーカーが増えて選択肢が広がったことに加え、ゴルフコースのセッティングが年々厳しくなっている為、アイアンよりも楽にボールを上げて止められる、ユーティリティの人気が高くなっているのだろう。「ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ」で今季初勝利を飾った、昨年...
2017/02/03中古ギア情報

松山&石川に学ぶ、ロングアイアン攻略法

女子プロゴルファーのクラブセッティングをチェックしてみると、5番アイアン、さらに6番アイアンをも抜いている人が急増している。男子プロでも片山晋呉や正岡竜二が6番アイアンを抜き、代わりにロフト角の大きなユーティリティを入れ、アイアンセットは7番からというセッティングにしている。 ただ、アイアンよりも重心深度が深いユーティリティは、ミスヒットには強いがどうも苦手というゴルファーも少なくない。その理由は、ロフト角が大きくなるとフェースが見えるので、セットアップがしにくく感じるからだ。 「もう少しやさしさが欲しいけど、ユーティリティはどうも構えにくい。アイアンならうまく構えられるのに…」という人は、松...