2015/03/06中古ギア情報

“女子プロ流”でフェアウェイウッド克服!

ようやく長い冬も終わりに近づき、春のシーズン到来も間近! 国内女子ツアーも今週ダイキンオーキッドレディスから開幕する。最近の女子ツアーを見てみると、長い距離を高い精度と技術で攻略する選手が上位を占めるケースが多くなってきている。彼女たちの一番の武器は、凄まじい精度でグリーンを捉えるフェアウェイウッド(以下FW)だ。逆にアマチュアゴルファーにとっては、FWは苦手クラブの代表格。模範とするべきは彼女たちのセッティングなのではないだろうか。 女子プロの多くは、ドライバーからFWまで同じモデルのシャフトを選んでいる場合が多い。FWのシャフトは、ドライバーより10g前後重いモデルを選ぶとかなり安定感が増...
2015/03/27中古ギア情報

飯島茜の勝因は“イケメン好き”にあった!?

先週の「Tポイントレディス」では、飯島茜と全美貞がプレーオフ最長記録となる1時間47分の死闘を繰り広げた。二人ともツアー屈指のショットメーカーらしく、まるで再現フィルムを観ているかのような正確なショットの応酬合戦だった。そんな激闘を制した飯島のドライバーショットを支えるのは、ミズノ MP CRAFT ドライバー。450ccとやや小ぶりだが、実はフェース長は長めで投影面積は大きい。MPシリーズらしい顔つきの精悍さと、構えたときの安心感があるヘッド。ネックは可変スリーブではなく、直接シャフトを接着するタイプ。フィーリング面から可変スリーブを嫌うプロは多いが、このモデルを使う点で“感覚”を重視する飯...
2015/04/03中古ギア情報

笠vsイ・ボミを演出した“熱意系”の魅力

「アクサレディスin MIYAZAKI」は、3季ぶりの優勝を目指す笠りつ子と、プレーオフ無敗記録を持つイ・ボミの直接対決で大いに盛り上がった。このプレーオフを一番ドキドキして観ていたのは、彼女たちの契約クラブ先である本間ゴルフのスタッフではないだろうか。笠の久々の優勝か? イ・ボミの女子ツアー新記録か? どちらも望んでいたことだろうが、きっと複雑な心境だったに違いない。 さてこの激闘を演じた二人、クラブ選びも共通点が多い。二人ともドライバーは最新モデルTW727 455 ドライバーをチョイス。フェアウェイウッド、ユーティリティは、2年前に発売された TW717 シリーズを使用している。ユーティ...
2015/03/20中古ギア情報

男のロマン! いま人気の“ツンデレ アイアン”って?

ゴルファーにとってクラブは単なる道具ではなく、時として欠かすことのできない宝物となりえる。キャディバッグに入っている姿を見てニヤついたり、写真に撮って保存してみたり…。その中でも憧れが強いという点で、高い支持を得るクラブがある。そう、マッスルバックアイアンだ。プロや上級者がさり気なく使っているのを見るたびに、いつかは俺もと憧れるアベレージゴルファーは少なくない。 最近では、顔はマッスルだけどミスヒットにも寛容というモデルが多く登場した。いわゆる“ツンデレ”的アイアン。見た目はツンツン、使ってみるとデレデレ?? 「難しく見えて実はやさしい」というクラブが発売し、人気を集めているのだ。昨年の登場以...
2014/12/26中古ギア情報

RBZ、X-HOTが起こした“スプーン革命”の余波

ツアープロのクラブセッティングを長年チェックしていると、ここ数年ある異変を感じる。それは以前と比べ、最新モデルのフェアウェイウッド(以下FW)、特に最新スプーンを入れているプロが増えてきたことだ。 グリーンを直接狙うことが多いFWは、飛距離だけでなく、距離感も大切な選択要素となる。感覚を大事にするプロの中には、10年以上前のモデルを使い続けるという選手も多かった。だが、ロケットボールズ FW(テーラーメイド)やX-HOT FW(キャロウェイゴルフ)が発売された頃から、“イマドキ”と呼ばれる最新スプーンに切り替えるプロが目立ってきた。ロケットボールズは浅重心化することで、低スピンを追求。X-HO...
2014/12/12中古ギア情報

冬には冬の“冬専用ウェッジ”

「ヒーロー ワールドチャレンジ」で4か月ぶりの実戦に臨んだタイガー・ウッズ。自身が主催する米ツアー外競技の大会だが、17位タイの最下位に終わった。ショットは復調気味だが、アプローチのミスが目立った。観ていたギャラリーを驚かせたのは、2回連続の“チャックリ”。「あのタイガーでもチャックリするんだ……」と親近感を持ったゴルファーも多かったのではないだろうか。 冬のグリーンまわりは芝が枯れて薄くなり、ヘッドが少しでも手前から入るとダフリやすい。加えてアドレスに入った瞬間、芝の薄さが目に入り、「チャックリしそうだな……」と不安を抱えてしまうことが要因となってくる。技術的にも精神的にも冬場のアプローチは...
2015/02/13中古ギア情報

中古ショップ的 HOT LIST JAPAN 活用術

今年もこの時期がやってきた。著名なフィッターやクラフトマンを審査員として集め、国内で発売されている最新クラブを対象に、受賞クラブを決定するHOT LIST JAPAN。日本ではGDOが主催し、2012年から始まった(アメリカでは2004年から)。既に発売されたクラブだけでなく、これから発売予定の未発売クラブを格付けし、ゴールドメダルやシルバーメダルを決めていく。そこで今回は、この格付け企画を振り返り、過去のHOT LIST JAPANをチェックすることで、中古クラブ選びにも活用できる方法をお教えしよう。 まずはクラブの対象ユーザーを確認してほしい。HOT LIST JAPAN公式ページを見ると...
2015/02/06中古ギア情報

好調 松山英樹を支える“日替わり3W”

先週、ウェイストマネジメント フェニックスオープンで、米国ツアー2勝目を狙った松山英樹は1ストローク及ばず2位タイに終わった。惜しくも優勝こそ逃したが、今年3試合で早くも2度の優勝争いを演じる好調ぶりを見せつけた。 そんな松山の安定感は、クラブを変えないことで生まれているのではないだろうか。エースドライバーは、2008年発売のスリクソン ZR-30 ドライバー。新製品が出る度に何度もテストしているが、試合になると必ず戻る。シャフトは、グラファイトデザインのツアーAD DIシリーズを長く愛用している。 そんな松山だが、不思議とフェアウェイウッドだけはかなりの頻度で変更している。先日クリーブランド...
2015/01/16中古ギア情報

冬の飛距離ダウンに、長尺ドライバー!

極寒ゴルフで一番ショックなこと、それは飛距離ダウンではないだろうか。いままで超えていたバンカーに捕まったり、いつもなら乗るはずの番手でグリーンに届かなかったり…。夏場と比べると明らかに体が動きにくいこの季節。ドライバーはもちろん、アイアンは1番手から1.5番手落ちるのを覚悟してゲームを組み立てる必要がある。 ではそんな冬場でのゴルフでも、飛距離ダウンを最小限にするにはどうしたらよいのか?まずはウェアだが、天敵は“着膨れ”。効果的な重ね着をして、着膨れを防ぐことが重要だ。風を防ぐ機能のアウターウェアと、保温性の高いインナーウェアを組み合わせ、使い捨てカイロを効果的に貼ることで、着膨れするほど重ね...
2015/01/30中古ギア情報

中古クラブを新品同様に蘇らせるテクニック

中古ショップに置いてあるクラブの中には、「これ、本当に中古?」と疑ってしまうほど新品同様のクラブもある。だが、逆にそれなりの使用感があるクラブも少なくない。では、この使用感をできるだけ和らげる方法をお教えしよう。 まずは、グリップ。最近のモデルには、エラストマー(樹脂)素材を使っているものが増えてきたが、やはり昔からのラバー(ゴム)素材のグリップが主である。全く使っていなくても、ラバーのグリップは時間が経つと徐々に硬化してくる。そんな表面がツルツルになったラバーグリップを和らげるには、中性洗剤を使ってタワシでゴシゴシ磨くとかなり蘇る。また、エラストマー(樹脂)のカラーグリップは、使っていくうち...
2015/01/23中古ギア情報

冬の高速グリーンに最適パター

この時期、ゴルフ場のグリーンは高速と化している。最近では特にゴルフ場の集客のイベントとして、“トーナメントグリーンの再現”を謳っているコースも少なくない。そんな冬の高速グリーンに翻弄され、40パット近く打ってしまうアマチュアゴルファーも多いのではないだろうか。高速グリーンを攻略するにはもちろん技術も大切だが、パター選びも重要な要素といえる。 では、高速グリーンに適したパターとはどのようなモデルなのだろうか。ボールの転がりが速い状況では、ストロークのテンポが早いとどうしてもオーバーしすぎてしまうことが多い。ヘッドをゆっくり動かし、しっかりボールの芯を捉える必要があるのだ。その点で考えると、比較的...
2015/01/09中古ギア情報

凍ったグリーンを攻略する秘密兵器は…!?

一年で一番寒い季節がやってきた。この1月、2月、気温の低さに加え、風が強く、グリーンはカチカチに凍っている。そんな中でもラウンドに出向くのが、真のゴルファーではないだろうか。ということで、今回は極寒ゴルフに役立つクラブを紹介しよう。 ツアートーナメントの高速グリーンのことを、“氷のグリーン”と称されることがある。凍ったグリーンはまさに氷上、百戦錬磨のプロでもボールを止めることは難しい。そんな“氷のグリーン”には、パーオンできそうな距離でも直接乗せないことが鉄則だ。一度グリーン周りに止め、そこからじっくり寄せワンを狙うべきだろう。そこで大事になってくるのが、ボールを上げないアプローチ。できればパ...
2014/11/28中古ギア情報

ツアーで再注目! “初代”ホワイトホットパター

先週行われたダンロップフェニックストーナメントは、松山英樹が期待を裏切らない凱旋勝利で幕を閉じた。楽に勝たせてくれなかったのは、招待選手のジョーダン・スピースではなく、大学の先輩・岩田寛だった。残念ながらこの試合ではプレーオフで敗れたものの、今季米ツアーのHSBCチャンピオンズ2015での3位タイに続き、存在感を示している。今回はそんな岩田が使っているパターに注目してみた。 岩田が使っているパターは、オデッセイの初代「ホワイトホット2ボールブレード」。すでに販売が終了して10年以上経過しているが、ツアーでは松村道央、上井邦浩が使用。実は、“初代”ホワイトホットの愛用者は年々減ることがなく、ツア...
2014/11/21中古ギア情報

中古ドライバーの“カチャカチャ”事情

この数年で一気に可変スリーブ、通称“カチャカチャ”を搭載したドライバーが増えてきた。採用していないメーカーの方が、もはや少数派。そんな現状で、中古市場では新製品の可変スリーブの互換性が気になる存在に。もちろんメーカーが同じでないと使えないのだが、旧モデルと可変スリーブが共通していれば、いままで使っていたドライバーのシャフトがそのまま新モデルでも使える。新しいドライバーは売価の安い純正シャフトで購入し、お気に入りシャフトをカチャカチャして交換して使うという人も増加中だ。 そんな中、注目したいのはヘッドとシャフトを別々に販売しているヤマハのinpres RMXシリーズ。今年のモデルから可変スリーブ...
2014/11/14中古ギア情報

フレックスや重量、ヘッドの色まで… “日本仕様”と“US仕様”の違い

中古ショップの売り場をチェックしていると、“並行輸入品”や”US仕様”と書かれた海外メーカーのクラブをよく目にする。実はアメリカの新品ドライバーの市場価格は、399ドルと499ドルの2つがメイン。よほど特殊なものを除き、この2つの価格帯しかないのだ。日本の定価と比べると、かなり安いのが分かるだろう。そこで海外メーカーは「どうしてこんなに安いの?」と言われないように、“日本仕様”という日本人向けの仕様に変更して発売しているのだ。 まず、どこが違うのか? それぞれ製品によって異なるが、一番多いのはシャフト。多くは日本専用シャフトというのが装着されている。日本人の体格、筋力に応じてUS仕様よりも軽く...
2014/12/05中古ギア情報

ショートウッド再ブーム到来?

国内男子ツアー「カシオワールドオープン」最終日、4位タイで出た片山晋呉が逆転で今季初優勝、ツアー通算28勝目を飾った。片山といえば、アマチュアのお手本となるクラブセッティングで有名。以前彼がキャロウェイ初代スチールヘッドの7W、9Wを使ったことでショートウッドブームが起こった。 そのショートウッド、今年に入り使用するツアープロが目立ってきた。女子ツアーでショートウッドを使うプロはめずらしくないが、ロフト25度前後の11Wを入れているプロが増えているのだ。その中でもキャロウェイ X2 HOT フェアウェイウッドは、上田桃子、大江香織が愛用。また北田瑠衣は、ダンロップ ゼクシオ エイト フェアウェ...
2013/03/22中古ギア情報

安くてやさしいプロ使用ドライバーが人気

2013年の新製品ラッシュも一段落した。出たばかりの新製品を中古でもまだ高価だが、昨年の人気だったドライバーは、価格も下がり球数も豊富だ。その中でもオススメは、やさしくてツアープロが使用するドライバー。 「ピン G20 ドライバー」は、昨年のマスターズチャンピオンの、バッバ・ワトソンが使っている。バッバはヘッドの色をピンクにしているが、市販はグレーのヘッドで、目立ちすぎることもない。大型で、重心距離が長く、重心深度が深くミスヒットに強いヘッドだ。米ツアーのプロが使っているドライバーは、ヘッドも大きいし、見た目の安心感もある。あんなに曲げて狙えることが驚くぐらい、非常に安定性があるドライバーであ...
2013/02/15中古ギア情報

並行輸入品のメリット・デメリット

中古ショップに行くと「並行輸入品」とか「US仕様」の商品が増えてきたことは以前にも紹介した。新品でも割安な「並行輸入品」は、中古市場でも日本仕様より安めに流通する。価格的にお得感があるが注意する点が幾つかあるので紹介したい。 「日本仕様とどこが違うか?」という点だが、大半はシャフトが別物だ。日本仕様はシャフトにコストをかけて軽量化し、柔らかく、外装を差別化している事が多い。一方、米国仕様のシャフトは、重く、硬く、どちらかと言えばあまり仕事をしないシャフトを入れていることが多い。 フェアウェイウッドなど、日本仕様が軽すぎる場合が多いが、並行は少し重めなので、クラブセッティング全体でウエイトフロー...
2013/02/07中古ギア情報

R1、RBZ、前作モデルと比べてみると・・・

日本ツアーの開幕はまだまだ先だが、米ツアーはもう開幕している。そこで新しいドライバーを投入するプロが多いが、今年開幕から3戦中2勝しているドライバーがある。それはテーラーメイドが2月に発売するR1ドライバーだ。 このドライバー、ロフトが可変できるのが売りで、ヘッドにロフトバリエーションが無いという大胆な設定。8~12度までロフトが可変できるというのだが、確かに中古市場ではロフトで迷う必要がないのがメリットだろう。そういう付属機能はさておき、すでにツアー選手が早々にR1に切り替えて、早くも2勝というのはクラブとしての基本性能が高いということだろう。試打してみたが、低重心、浅重心という、イマドキの...
2013/04/05中古ギア情報

期待の新星は「渋いドライバー」を使用

初開催となった国内女子ツアー「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」では、今年からツアー本格参戦の20歳の堀奈津佳が初勝利を挙げた。ルール問題で揺れた本大会だが、それを背負って首位を守りきったメンタルの強さは期待できる“新星”と言えるのではないか!? さて、彼女のクラブセッティングだが、アイアンは「ブリヂストン TOURSTAGE X-BLADE 705 Type-S」と、少し前のものを使っている。「X-BLADE」にしては、ヘッドも大きく安心感もあるモデル。本格派にしてはキャビティも深めで、ミスヒットに強いのも魅力だ。 フェアウェイウッドは、今年の“HOT LIST JA...