2013/02/16WORLD

【WORLD】データに見るT.ウッズの弱点とは?

Golf World(2013年1月14日号)texted by Jim Moriarty 最近のスタッツを見る限り、声高に「タイガー復活!」とは叫べない。 昨年10月に中国で開催されたエキシビジョンゲームでのこと。マイクを着けたタイガー・ウッズは、同じく大会に出場したロリー・マキロイにショートアイアンでの距離コントロールが上手くいかないと漏らした。ShotLinkのスタッツによれば、確かに2012年のウッズは、ホールから150ヤード未満でのアイアンショットの精度が弱点となっていた。75ヤードから150ヤードまで(25ヤード間隔で計測)のパーオン率は96位。150~225ヤードでは5位を記録し...
2013/03/06WORLD

【WORLD】課せられた使命 M.ワンLPGAコミッショナー インタビュー

Golf World(2013年2月18日号)texted by Ron Sirak LPGA(米国女子ツアー)も発足から64年目を迎え、コミッショナーのマイク・ウォンにGolf Worldのロン・シラク編集長がインタビュー。ツアー拡大、資格年齢、テレビ放映権料収入といったツアーについて回る問題ついて話を聞いた。 ―2010年と比べて、今日のLPGAはどう変わったと思いますか? 「『飛躍』という言葉が思い浮かびますね。以前ならセールス面でのプレゼンをした際、相手方から『本当に大丈夫ですか?』という反応が見られたのですが、ここ1年半くらいは違った反応が返ってくるようになったと言えます。先日も『良...
2013/12/27WORLD

タイガー・ルール トラブル撲滅への手段

US Golf Digest 2014年1月号 texted by Divid Fay タイガー・ウッズを取り巻くルールに関する話題は終わったかに思えた。しかし、ルールの識者からすれば、この論争が巻き起こった状況は歓迎すべきものだったのではないだろうか。なにせ今では、彼のおかげで以前より多くのゴルファーが、次のルールを理解するようになったからだ。 1.ローカルルールでは、埋まってしまったボールは、フェアウェイ近くの砂地で埋もれたボールとはみなされない(アブダビHSBC選手権より)。 2.辛うじて可能なことは、インチ単位の計測であり、ヤード単位ではない(マスターズより)。 3.ハザードの境界を超...
2013/05/03WORLD

【WORLD】A.スコット 愛しのグリーンジャケット/マスターズレビュー

Golf World(2013年4月22日号)texted by Jim Moriarty 自分に対する疑念に苦しみ、失望感に襲われる。アダム・スコットが経験してきた過去により、オーガスタナショナルでの光は次第に減少するかに思われたが、全ては明るい未来に向けた挽回のステップとなった。アルゼンチン出身アンヘル・カブレラとのサドンデスプレーオフ2ホール目でバーディを決めると、突如大陸全土には新たな生命が宿った。ジョージアでスコットが父親フィルと10番のグリーンで熱いハグを交わした瞬間、オーストラリアではコーンフレークを食べながらシャンパンで優勝を祝しただろう。遂にグリーンジャケットが地球の裏側に到...
2013/01/08WORLD

【WORLD】中長尺パター狂騒おさらい アンカーパターの行方

Golf World(2012年12月10日)texted by E Michel Johnson USGAとR&Aが、称賛と非難を一瞬で引き起こすロングパターとベリーパターの“使用禁止”を提言した。問題は、次に何が起こるかということだ。 2012年7月にロイヤルリザム&セントアンズで開催された「全英オープン」。最終ホールでアーニー・エルス(南アフリカ)が5メートルのパットを沈め、直近メジャー4試合中3試合の王者がベリーパター使用者となった翌日、R&Aは大会終了後に恒例の記者会見を行い、アンカーパター(クラブの一部を身体に固定するパター)の話題が即座に提起された。 「できるだけ早く解決する必要...