タイガー13位タイに後退!ミケルソンは無念の予選落ち
ペンシルバニア州のオークモントCCで開催されている、海外男子ゴルフのメジャー第2戦「全米オープン」の2日目。アンダーパーの選手はいなくなり、いよいよ「全米オープン」らしい我慢比べの展開となってきた。
首位に浮上したのは、初日1アンダー単独2位につけていたアンヘル・カブレラ(アルゼンチン)。10番スタートのカブレラは、前半をイーブンで折り返すが、3番、5番でボギーを叩き1オーバーへ。このままカブレラがホールアウトすれば、11オーバーの選手も予選を通過できたが、最終9番でバーディを奪いイーブンパーでホールアウトしたため、通算10オーバーの51位タイまでの選手が決勝ラウンドに進むことになった。
カブレラの1打に泣いたのは、昨年の雪辱を狙ったフィル・ミケルソンやルーク・ドナルド(イングランド)など19名いた。
首位を1打差で追うのは、イーブンパーの3位タイからスタートしたバッバ・ワトソン。レフティのワトソンはPGAツアー内でも屈指の飛ばし屋。今大会のようにフェアウェイが狭く、難易度が高い試合では注目度が下がるが、小技の上手さも披露し優勝争いに加わってきた。
初日1オーバー5位タイと、まずまずのスタートを切ったタイガー・ウッズは、2バーディ、6ボギーとスコアを4つ落とし、通算5オーバーで順位も13位タイまで後退してしまった。残り2日間で首位とは5打差、3日目のチャージをかけ首位タイ、もしくは最終組に入ることが出来るか注目だ。
5人が出場している日本勢は、初日2オーバー21位タイにつけた片山晋呉が、この日4オーバーとスコアを崩したが、順位は19位タイまで浮上させた。4オーバー57位タイスタートの今田竜二は8ストローク落とし83位タイで、3年連続の予選突破は果たせなかった。
また、この大会がメジャー初挑戦となる増田伸洋は、最終18番でトリプルボギーを叩き無念の予選落ち。増田と同じく日本で行われた最終予選会で出場資格を掴んだ横尾要、谷口徹の2人も残念ながら2日間で姿を消すことになった。