ガルシア危なげなし!9アンダーで初のメジャー制覇に王手!!
スコットランドのカーヌスティゴルフリンクスで開催されている「全英オープン」の3日目。天気予報は強い雨だったが、ロンドン地区は大雨に見舞われたがコース付近は小雨程度。それでも気温は3日間でもっとも低く、選手たちはウィンドブレーカーを羽織るなど寒さ対策をしながらのラウンドとなった。
初日から単独首位をキープしているセルヒオ・ガルシア(スペイン)が、この日も3ストローク伸ばし9アンダー。2位に3打差をつけてメジャー初タイトルに王手をかけた。1番でピン手前5メートルのバーディパットを慎重に沈めると、2番では2打目でグリーン左手前のラフに捕まるが、絶妙のアプローチでパーをセーブ。
この日は1番に続き8番、11番でバーディを奪いボギーはなし。3日間で3つしかボギーを叩かぬ安定感で9ストロークまでスコアを伸ばしてきた。今季のメジャーは「マスターズ」「全米オープン」ともに予選落ちに終わったガルシア。昨年の「全米プロ」で3位タイに食い込んだが、それ以来のメジャー優勝争いになる。
ガルシアを3打差で追いかけるのは、この日7バーディ、ノーボギーの「64」。コースレコードタイを記録したスティーブ・ストリッカー。スタートから3連続バーディでスタートしたストリッカーは、その後もバーディを積み重ね、長いパーパットを決めるなど驚異的なスコアを出してきた。
さらに3打差の3位タイには、最終組でラウンドした崔京周(韓国)をはじめ、アーニー・エルス(南アフリカ)、クリス・ディマルコ、スチュワート・シンクなど7名が並ぶ混戦。大会3連覇を狙うタイガー・ウッズは2ストローク伸ばしたが、通算1アンダー15位タイで最終日を迎える。そして、日本勢で唯一決勝ラウンドに進出した谷口徹は、終盤にスコアを崩してしまい7オーバー62位タイとなっている。