リンクスを舞台に今年はどんなドラマが生まれるのか! 日本勢への期待も高まる!
2007/07/17 00:00
海外男子メジャー第3戦「全英オープン」が7月19日(木)から4日間、スコットランドにあるカーヌスティGCで開催される。今年も「全英」の代名詞とも言えるリンクスコースを舞台に、フェアウェイを包囲する深い茂みと予測不可能な風が、ドラマチックな展開を演出する。
昨年大会はティショットでドライバーを封印し、ロングアイアンで風に負けない正確な低弾道を打ち続けたタイガー・ウッズが同大会3度目の勝利。5月に亡くなった最愛の父・アール氏に捧げる涙の優勝劇だった。また、谷原秀人が一時はリーダーボードに名前が載るほどの健闘を見せ、最終的には首位と7打差の通算10アンダー、7位フィニッシュ。日本で観戦するファンを大いに沸かせてくれた。
ディフェンディングチャンピオンのタイガーは、エリン夫人の出産が今夏に予定されていたために出場が危ぶまれていたが、6月18日に第1子が無事に誕生。タイガー自身は出場を表明しており、本大会3連覇と4度目の勝利を狙う。さらに、未だ同大会のタイトルを手にしていないフィル・ミケルソンやビジェイ・シンは、勝利への強い想いを胸に準備を整えてくるはず。これまでメジャー初戦、第2戦と伏兵が勝利をさらっているだけに、第3戦こそ優勝候補と目される実力者たちが本領を発揮できるか。
また、今年参戦する日本人選手は、谷原、谷口徹を始めとする総勢6人が登場。海外の強豪プレーヤーの活躍はもちろんのこと、日本人プレーヤーたちが世界の頂点にどこまで迫ることができるのかにも注目が集まる。
【主な出場予定選手】
T.ウッズ、P.ミケルソン、V.シン、A.スコット、J.フューリック、Z.ジョンソン、谷原秀人、谷口徹、伊澤利光、近藤智弘、武藤俊憲、佐藤えいち