松山1打差惜敗!ケプカが逆転でツアー初優勝
◇米国男子◇ウェイストマネジメント フェニックスオープン 最終日◇TPCスコッツデール(アリゾナ州)◇7261yd(パー71)
昨年の「ザ・メモリアルトーナメント」に次ぐ米国ツアー2勝目を狙った松山英樹は最終日、1イーグル、3バーディ、1ボギーの「67」で回り、通算14アンダーとしたが、1ストローク及ばず2位タイに終わった。
首位と3打差の通算10アンダーで出た松山は、スタートの1番で残り128ヤードの2打目を直接カップイン。前日の上がり4ホール連続バーディの勢いのまま、イーグル発進となった。その後5番で首位に並ぶと、後半の13番(パー5)でバーディを奪い単独首位に浮上。ところが、14番で3パットのボギーをたたき、その後はスコアを伸ばせずに1打差で優勝を逃した。
松山はホールアウト後「最後(のバーディパット)はラインも違い、打ち切れなかった。すごく残念」と悔しがった。
「スタートはビックリしたけど、いい感じで前半はプレーできた。それでも、一回もいいショットが打てなかった。パットも後半、うまく打てなかった。まだまだ練習が足りない。悔しいのは全ホール」と振り返り、「来週も試合がある。課題を少しでも減らしていけたら」と前を向いた。
優勝は通算15アンダーのブルックス・ケプカ。松山と同じく最終組でラウンドしたケプカは、中盤まで追う立場だったが、15番パー5でグリーン手前からチップインイーグル。通算15アンダーまで伸ばし、ツアー初勝利をつかんだ。
昨年2位タイのバッバ・ワトソンは、首位と5打差で出ると前半に4バーディ、後半には12番から連続バーディを奪い首位をとらえた。しかし松山同様、14番以降スコアを伸ばせず今年も2位タイとなった。
世界アマチュアランキング3位のホン・ラーム(スペイン)が、通算12アンダーの6位タイに入った。松山と同じく2位から出たザック・ジョンソンはスコアを伸ばせず、通算10アンダーで10位タイで終わった。
<上位の最終成績>
優勝/-15/ブルックス・ケプカ
2T/-14/松山英樹、バッバ・ワトソン、ライアン・パーマー
5T/-12/マーティン・レアード、ホン・ラーム
7T/-11/ジョーダン・スピース、フレディ・ヤコブソン、グラハム・デラエ
10T/-10/ザック・ジョンソン、ブラント・スネデカー、ダニエル・バーガー ほか