D.ジョンソンが開幕戦を制す! 54ホール短縮競技で3勝目
◇米国男子◇ヒュンダイトーナメント・オブ・チャンピオンズ 予備日(最終日)◇プランテーションコースatカパルア(ハワイ) ◇7411ヤード(パー73)
荒天による順延が続き、現地8日(火)の予備日にずれこんだ最終ラウンド。3打差のリードをつけて単独首位からスタートしたダスティン・ジョンソンが「68」と5つ伸ばし、通算16アンダーで逃げ切り勝利。2位に4打差をつけ、54ホールの短期決戦となったシーズン開幕戦を制した。
順調に3つスコアを伸ばして迎えた後半13番でダブルボギーを叩き、流れが傾きかかった矢先。直後の短いパー4(305ヤード)、14番で魅せた。ティショットをグリーン手前の花道まで運ぶと、残り17ヤードの2打目を直接カップにねじ込むイーグル。再び上昇気流に乗り、その後の2バーディへと繋げた。ジョンソンはツアー通算7勝目。54ホールの短縮競技を制したのは、09年の「AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ」、11年「ザ・バークレイズ」に続いて3回目となる。
単独2位からスタートしたスティーブ・ストリッカーは、通算12アンダーの単独2位に終わり大会連覇はならず。通算10アンダーの単独3位に、昨年「フェデックスカップ」王者のブラント・スネデカー。通算9アンダーの4位タイに、バッバ・ワトソンとキーガン・ブラッドリーの2人が続いた。リッキー・ファウラーは通算8アンダーの6位タイ。ウェブ・シンプソンは通算4アンダーの11位タイで終えている。
3日遅れでシーズン開幕!D.ジョンソンが36ホール通算11アンダー首位(4日目)
◇米国男子◇ヒュンダイトーナメント・オブ・チャンピオンズ 4日目◇プランテーションコースatカパルア(ハワイ) ◇7411ヤード(パー73)
2013年の開幕戦がようやくスタートした。昨年度のツアー優勝者が集う一戦は、4日(金)の初日から悪天候の影響により3日間連続でプレーがキャンセルに。54ホールに短縮された競技は7日(月)、36ホールの消化を目指して開始され、出場30選手が2ラウンドを完了した。
単独首位に立ったのはダスティン・ジョンソン。強風の中の第1ラウンドを6バーディ、2ボギーの「69」でまとめると「パーオンを逃したのは1回だけ。ショットはとても良い。3パットを3回してしまったけれど、その他は無駄なくプレーできた」と好感触をつかむ。
そして続く第2ラウンドでは16番までに6バーディを奪う猛攻。17番でティショットをミスしてボギーとしたが、最終18番(パー5)では残り243ヤードの第2打をピンそば1.5メートルに2オンさせイーグルフィニッシュ。ツアーの直近54ホール競技で2連勝中の“短期決戦マスター”が、通算11アンダーとして後続に3打差をつけ自身通算7勝目に王手をかけた。
そのトップを追う一番手は通算8アンダー単独2位のスティーブ・ストリッカー。大会連覇を狙うベテランは得意のパッティングで効果的にスコアを伸ばした。そして7アンダーの3位にはジョンソンと同組でラウンドしたバッバ・ワトソンがつけている。
通算6アンダーの4位タイに昨年「WGCブリヂストンインビテーショナル」を制したキーガン・ブラッドリーと、フェデックスカップ王者となったブラント・スネデカー。大会初出場のリッキー・ファウラーは前日までスタートが2度キャンセルされ、相次ぐ仕切り直しを強いられたが、通算2アンダーの10位タイでウェブ・シンプソン、ジョン・ハー、ジョンソン・ワグナーと並んでいる。
大会は現地8日(火)に18ホールの最終ラウンドが行われ、シーズン最初のチャンピオンが決まる。