日本のレギュラー3人は揃って欠場、ランキング上位の名前も少ない
米国男子ツアー「フェデックス セントジュードクラシック」が、6月27日(木)から30日(日)まで、テネシー州メンフィスのTPCサウスウィンドで開催される。
昨年の大会は、初日に61をマークして飛び出したボブ・エステスが、4日間首位をキープしてツアー2勝目を上げた。昨シーズンのエステスは、11月に行われた5日間競技のラスベガスインベンシスクラシックでも優勝している。
昨年は全米オープンの直前週に開催されたこともあり、世界ランキング上位選手の欠場が目立った。そして、今年はメジャーとは離れたスケジュールで開催されるのだが、上位者の顔ぶれは少ない。
というのも、カナダではビジェイ・シン、セルヒオ・ガルシアなどが、マイク・ウィアの主催するスキンズゲームに出場。そして、ビリー・アンドレード、ブラッド・ファクソンのチャリティイベントに、デビッド・トムズやニック・プライスなど、世界ランキング30以内の7名が参加しているからだ。
この2つのイベントは月曜、火曜の2日間で行われたため、今週の大会に出ることも可能で、ジョン・デーリー、ブラッド・ファクソンなどは出場を予定している。しかし、長いシーズンでの骨休めの意味も含めて、休養を取る選手も多い。
日本のレギュラー組、丸山茂樹、横尾要、そして田中秀道の3人は揃って欠場する。先週のキヤノン グレーターハートフォードオープンで大活躍した田中、横尾の2人には勢いを失って欲しくはないのだが、休養を優先させたようだ。
また、先週の試合で大会連覇を成し遂げたフィル・ミケルソンは、3週間後に開催される全英オープンへの調整のため、それまでの試合は全て欠場することを決めた。
上位陣不在に、出場する選手は気合いが入っている。今シーズンは初優勝の「当たり年」と言われているが、今週もニューヒーローが現れるのだろうか。