2002年 ベライゾン・バイロンネルソン クラシック

世界のトップを抑えて、丸山茂樹が14アンダーでツアー2勝目

2002/05/13 09:00

12アンダー単独首位で最終日を迎えた丸山茂樹が、タイガー・ウッズアーニー・エルスといったトップクラスを振り切りツアー2勝目を飾った。

前半で1ストローク伸ばした丸山は、10番でセカンドショットをバンカーからベタピンにつけて14アンダーまで伸ばした。しかし、11番でこの日2つ目のボギーを叩き、ここから正念場を迎える。12番でピン奥から下りの難しいラインを沈めると、14番まで長いパットでパーセーブを繰り返した。

そして16番パー5では3打目をバックスピンでピンをかすめ1メートル、再び14アンダーに伸ばした。17番パー3でも見事なアプローチで切り抜けると、最終18番ホールは確実に2オンし2パットでのフィニッシュ。初優勝の時と同じように両手を天に突き上げた。

今週、丸山のキャディバッグを担いだのは、日本ツアーでコンビを組み、いくつものタイトルをつかんだ斎藤キャディだった。丸山の渡米時には同行できなかったが、久しぶりの名コンビで大きなタイトルをつかむことができた。

丸山を脅かす存在になったのは、26歳ツアー1年目のB.クレインだった。7アンダー3位からスタートしたクレインは、10番までに4バーディを奪い11アンダーまで伸ばしたが、12、14番でボギーを叩き失速。しかし、16番パー5でグリーンのエッジからイーグル、続く17番パー3でもバーディを奪い、再び丸山に2打差まで迫った。しかし、18番はティショットを林に打ち込み2打目は出すだけ。3打目でピン横50センチにつけ単独2位に入った。

単独3位はT.ウッズ。12番ホールで長いパットを沈め7アンダーにしたウッズは、14番から3連続バーディを奪い一時は2位に浮上した。しかし、昨年と同じようにチャージをかけるのが遅かったようだ。

また、95年にこの大会で優勝しているE.エルスが13番パー3でスーパーショットを出した。ティショットが直接カップイン、グリーンに落ちずにボールはダイレクトにカップに消えるホールインワン。この時点で9アンダーまでいったが、その後は伸び悩んだ。

2002年 ベライゾン・バイロンネルソン クラシック