2003年 クライスラー選手権

来た! V.シンが首位グーセンに3打差まで迫った!!

2003/11/02 09:00

フロリダ州パームハーバーにあるイニスブルックリゾート・コパーヘッドコースで開催されている、米国男子ツアー「クライスラー選手権」3日目。初の賞金王を狙うフィジーのビジェイ・シンが順位を上げてきた。

予選2日間、1ストロークずつ伸ばし10位につけていたシンは、決勝ラウンドに入りバーディを量産。13番パー3では2日続けてのボギーとなったが、前後半3ストローク伸ばし8アンダーの3位に浮上。ベストスコア「65」をたたき出し逆転優勝を狙う。シンが今週優勝を果たすと、次週行われる最終戦「ツアー選手権」を待たずにシンの賞金王が確定することになっている。

3日目を終えて首位に立っているのは、南アフリカのレティーフ・グーセンだ。2日目に5ストローク伸ばし7アンダーで単独首位に立ったグーセンは、この日も6バーディ、2ボギーで通算11アンダーまで伸ばしている。3日間60台をマークしているのはグーセンだけ。メジャーチャンプの意地でシンを振り切ることができるか最終日の戦いが注目される。

首位と2打差の9アンダー2位につけているブライニー・ベアードも安定したゴルフを見せている。初日は1オーバースタートだったが、2、3日目は5アンダーの66をマーク。2日目の4番ホールから3日目の14番まで29ホールボギーを叩かぬ堅実なゴルフが続いた。グーセンとシン、2人のメジャーチャンピオンに挟まれているが、ツアー初優勝をつかむことができるか。

今週日本から唯一参戦している久保谷健一も健闘を続けている。初日の61位から2日目に24位まで浮上すると、この日も2ストローク伸ばしアンダーパーグループに入ってきた。通算2アンダーは16位タイ、来シーズンのシード権獲得に向け、最終日はトップ3位に食い込んでもらいたい。

2003年 クライスラー選手権