T.ウッズ、D.ラブを振り切り、D.クラークがWGC2勝目!!
WGC(世界ゴルフ選手権)のNECインビテーショナルが、オハイオ州のファイヤーストーンカントリークラブで開催された。84名の招待選手が出場したのだが、その頂点に立ったのは北アイルランドのダレン・クラークだった。
9アンダー単独首位でスタートしたクラークは、2番パー5で幸先の良いイーグルを奪った。今週はパッティングが良く、長いバーディパットも決まっていた。13番パー3では、10メートル以上の長く下りのラインをしっかり読みきり、この日4つ目のバーディとなった。この時点で14アンダーまで伸ばし、後続を完全に引き離した。
15番パー3に続き、最も難しい16番パー5でもボギーを叩いたが、2位に4打差の12アンダーで逃げ切ることになった。欧州ツアーで戦うクラークだが、4大メジャーやWGCの試合には数多く出場している。WGCでは決勝でタイガー・ウッズを破った2000年の「アクセンチュアマッチプレー選手権」以来2勝目となった。
2位には8アンダーからスタートしたジョナサン・ケイが入り、現在賞金ランキングトップのデービス・ラブIIIが、1ストローク伸ばし7アンダーの単独3位になった。3日目にタイガー・ウッズとラブが6アンダーの4位で並んでいたが、ラブの方が上位だったため、賞金争いでは少し差が開くことになる。
3日目に4位にまで浮上したタイガーは、前半3バーディを奪い9アンダーまで伸ばした。ところが、勝負どころの後半は、バーディチャンスにも恵まれず、3ボギーを叩いてしまった。先週の「全米プロ」では、プロに転向後最も悪い成績に終わったが、その後遺症は見られなかった。
今週の日本勢は、伊沢利光と横尾要が出場していた。21位からスタートした伊沢は、13番パー4でダブルボギーを叩くなど出入りの激しいゴルフになったが、5つのバーディを奪い14位に入った。
また4オーバーの46位で踏ん張っていた横尾要だが、最終日は1バーディ6ボギーと崩れてしまった。