タイガー、シーズン4勝目は逃げ切り完全優勝!!
2003年米国男子ツアー第26戦『ウェスタンオープン』(100th Western Open)が7月3日(木)から6日(日)までの4日間、イリノイ州レモントにあるコグヒルゴルフ&カントリークラブで開催された。全米オープンから3週連続出場となるタイガー・ウッズが、初日から単独首位に立った。2日目は2ストロークしか伸ばせなかったが、決勝ラウンドに入ると加速し通算22アンダー、2位に5打差をつけシーズン4勝目を飾った。
今年100回目の開催で、米ツアーの中では3番目に歴史ある大会だ。その記念大会は初日から悪天候に見舞われた。予選2日間は雨による1時間以上の中断、最終日も雷雨のため長時間の中断に入った。
2位に6打差の18アンダーで首位を独走するタイガーは、最終日も順調にバーディを奪い、23アンダーまで伸ばしていた。しかし14番ホールでボギーを叩いたところで中断。再開後も、それまでのペースをつかめずバーディを奪えなかった。最終18番はこの日3つ目のボギーを叩いてしまったが、勝利には影響が無かった。
16アンダー単独2位に入ったのは3日目に7ストローク伸ばしで4位まで浮上していたリッチ・ビームだった。最終日はボギーを2つ叩いたが、1イーグルに5つのバーディを奪い爆発力のあるところをアピールした。
さらに2打差の14アンダーには、マスターズを制したマイク・ウィアと2週間前の全米オープンで優勝したジム・フューリックが並んだ。フューリックは最終日に7ストローク伸ばし16位から食い込んできた。同じく3位には、ディフェンディングチャンピオンのジェリー・ケリーも加わっている。
期待の日本勢は、初日3アンダーに2人、2アンダーにも2人と好スタートを切った。貞方章男だけが2日目にスコアを崩し予選落ちを喫したが、丸山茂樹、田中秀道、久保谷健一は決勝ラウンドに進出。田中は2日目に15まで順位を上げたが、3人とも最終的にはスコアを崩してしまった。田中が3アンダー43位、久保谷は1アンダー50位、丸山は4オーバー65位に終わった。