2003年 EDSバイロンネルソン選手権

2日間5アンダーを続けるV.シンが単独首位に浮上した!

2003/05/17 09:00

米国男子ツアー『EDSバイロンネルソン選手権』の2日目。2日間65の5アンダーをマークしたフィジーのビジェイ・シンが、通算10アンダーで単独首位に踊り出た。今週はTPCフォーシーズンズとコットンウッドバレーGCの2コースで予選ラウンドが行われ、コットンウッドバレーでラウンドした選手がスコアを伸ばす傾向になっている。シンは初日に難しいTPCフォーシーズンズでスコアを伸ばしていた。

この日のシンは、1番バーディの後ボギーを叩き前半は1つしか伸ばせなかった。さらに10番でボギーを叩き、スタート時の5アンダーに戻ってしまったが、11番から4連続バーディの快進撃。16番パー5でも確実にバーディを奪い後半だけで5ストローク伸ばした。

今週、練習日にはアニカ・ソレンスタムの男子ツアー出場について、シンが発したコメントがゴルフ界で大きな波紋をよんでいる。ラウンド後のインタビューでも、まだこの件についての質問が浴びせられていた。

シンを1打差で追うのは、9アンダーのティム・ペトロビックだ。TPCをラウンドしたペトロビックは、5番パー3でホールインワンを達成した。その後も調子を崩さずスコアを伸ばしたが、終盤の17番で今大会始めてのボギーを叩き9アンダーになっている。

さらに1打差の8アンダーは4人の選手が並び、この日のベストスコア63をマークしたスコット・バープランクも含まれている。先週行われたHPクラシックでは、最終日にスコアを崩し優勝を逃しているだけに、今週は特に気合が入っているようだ。

日本勢は、初日4アンダーの田中秀道がスコアを1つ伸ばし、5アンダーで順位は変わらず16位。同じく4アンダースタートの貞方章男は、3ストローク落としたが56位で決勝ラウンドに進出を決めた。2アンダー49位につけていた久保谷健一は序盤からボギーが連発し通算2オーバーで予選落ち。

そして、ディフェンディングチャンピオンの丸山茂樹は、初日の2オーバーを取り戻そうと序盤バーディを2つ奪ったが、後半伸ばしきれず通算1オーバー。1ストローク足りず予選落ちになってしまった。

2003年 EDSバイロンネルソン選手権