待望のマスターズウィーク到来! 石川遼と松山英樹が出場
海外男子メジャー初戦「マスターズ」が4月5日(木)から8日(日)までの4日間に渡り、ジョージア州アトランタにあるオーガスタナショナルで開催される。ホールを縁取る万緑の木々、色鮮やかに咲き誇るアゼリア。美しさ際立つオーガスタに集結した、熱戦を演じる世界のトッププレーヤーたち。今年も、待望の“ゴルフの祭典”の季節が巡ってきた。
昨年大会は、首位のロリー・マキロイ(北アイルランド)を4打差で追って最終日をスタートしたチャール・シュワルツェル(南アフリカ)が、終盤15番からの4連続バーディフィニッシュで混戦を抜け出し、通算14アンダーでメジャー初タイトルを獲得。南アフリカ勢ではゲーリー・プレーヤー、トレバー・イメルマンに次ぐ3人目の制覇となった。
今年の日本勢は、4年連続出場の石川遼と、2年連続出場となるアマチュアの松山英樹。石川は特別招待選手として、松山は昨年の「アジアアマチュア選手権」を制し、再びオーガスタ行きのチケットを手にした。昨年はともに決勝ラウンドに進み、石川が20位タイに入る健闘、松山も27位タイでシルバーカップ(ローアマチュア)を手にする快挙。日本が誇る若き同世代の2人に、今年も高い期待が寄せられる。
そして、「アーノルド・パーマーインビテーショナル」で約2年半ぶりの復活優勝を遂げたタイガー・ウッズ。09年末から続いていた、興味本意の対象として見られていたタイガーはもういない。まるで「マスターズ」開幕のタイミングに合わせたかのような勝利が、さらにドラマチックな復活劇へのプロローグとなるのか。今年は、紛うことなき優勝候補の1人として、7年ぶり5回目の制覇に向けた戦いに挑む。
世界ランキングでは上位を占める欧州勢だが、1999年のホセ・マリア・オラサバル以来、グリーンジャケットに袖を通した選手はいない。昨年は自滅により辛酸をなめたマキロイ、世界ランク1位に返り咲いて間もないルーク・ドナルド(イングランド)のほか、リー・ウェストウッド(イングランド)、マーティン・カイマー(ドイツ)の“世界トップ4”にも注目が集まる。
【主な出場予定選手】
C.シュワルツェル、石川遼、松山英樹(アマ)、P.ミケルソン、F.カプルス、R.ファウラー、J.フューリック、S.ストリッカー、T.ウッズ、P.ハリントン、L.ドナルド、L.ウェストウッド、A.スコット、ベ・サンムン、キム・キョンテ、G.マクドウェル、R.マキロイ、S.ガルシア、V.シン、L.ウーストハイゼン