石川遼、今田竜二は無念の予選落ち。首位にG.ウィリスとC.コーチ
フロリダ州ウェスティンイニスブルクリゾートで開催されている米国男子ツアー第12戦「トランジションズ選手権」の2日目、穏やかな風となりコンディションは最高。予選カットラインは1アンダーと大会史上最も易しく、選手達はスコアを伸ばすことを求められた。
2日目を終えて通算9アンダーで首位に並ぶのは、G.ウィリスとC.コーチの二人。1打差で今大会まだ一つもボギーの無いS.ガルシアとW.シンプソンが追い掛ける。予選通過した72選手がトップと8打差以内という混戦状態で残り36ホールへと突入する。
一方、石川遼は通算2オーバー、今田竜二は通算7オーバーで無念の予選落ちを喫している。
石川遼は後半の失速が響き決勝ラウンド進出を逃す
2年ぶりの予選通過をかけてスタートした石川は、出だしの1番(パー5)で第3打を1メートルにつけてバーディ発進。4番では5メートルを沈めて上々の滑り出しを見せた。しかし後半12番でグリーン手前からチップインバーディを奪いながらも、続く13番ではティショットを池に落としてダブルボギーとして後退。「想定外」と話したその後はスコアを伸ばせず、昨年に続く予選落ちとなった。「チャンスをものにできず悔しい。流れが来たのを自分で逃してしまった」と唇をかんだ。
米国PGAツアー通算2勝目を狙う2人が首位タイに
初日の「66」に続いて第2ラウンドでも「67」とスコアを伸ばしたウィリス。出だしの1番(パー5)はボギーとしたが、5番(パー5)では残り95ヤードの第3打を直接沈めてイーグルを奪い勢いに乗った。コーチは7バーディ、ノーボギーの「64」をマーク。「今週はすごくティショットがいい。このコースはグリーンを攻略するために、ショットでいいところに持っていくのが重要。この2日間はそれができている」と納得顔。今季は既に2度トップ10入りしているだけに、上り調子の間に優勝をつかみたい。
今田竜二は2日連続のオーバーパー
午後スタートとなった今田は2バーディ、6ボギーの「75」。上がり2ホールも連続ボギーとなり、予選通過はならなかった。「パットもショットも安定感が無かった。練習でやっていることが、コースでできないのが悔しい」。次戦の出場は3月31日(木)からテキサス州レッドストーンGCで行われる「シェル・ヒューストンオープン」となる。