タイガー復活間近!ハースと並び首位タイに!
ジョージア州アトランタにあるイーストレイクゴルフクラブで行われている、米国男子ツアー最終戦「ザ・ツアー選手権」の3日目。2日目に続き、ショットの切れが戻ってきたタイガー・ウッズがスコアを伸ばし、ついに首位を走るジェイ・ハースをとらえた。
タイガーは出だしの1番でボギーを叩くも、すぐさま3番でバーディを奪い取り返す。中盤8番から11番まで怒涛の4連続バーディを奪い一気に首位に立つ。その後このコースの中で距離が短く比較的やさしい15番で1つスコアを伸ばすと、その後難しい終盤のコースをパープレーでしのぎ通算9アンダーで3日目を終えた。明日最終日、1年1ヶ月ぶりのストローク戦優勝となるのかファンの期待が高まる。
一方、首位スタートのハースは、出だしの2、3番で連続ボギーを叩き我慢のゴルフを強いられる。だが、9番パー5でこの日初のバーディを奪い流れを掴むと、その後もバーディを積み重ねタイガーと並び9アンダーで3日目を終了。明日、1993年「H.E.B.テキサスオープン」以来の優勝を目指す。
そのほか、この日タイガーと一緒にラウンドしたレティーフ・グーセンが前半から猛チャージをかける。タイガーが「グーセンについていくことだけ考えていた」と話すように7番から10番まで4連続バーディを奪い首位争いに加わった。だが、13番以降ボギーが止まらなくなり終盤で大きくスコアを崩した。結局、この日はスコアを1つ伸ばしただけとなり、マイク・ウィアと並び通算5アンダーの3位タイにつけている。
そしてこの2日間我慢のゴルフが続く丸山茂樹は、2日目のラウンド終了後専属の医師に目の治療をしてもらい、悩んでいたパットがようやく決まり始める。パット数が初日32回、2日目36回から27回に減り、5バーディ2ボギーでのラウンド。意地を見せた丸山が通算6オーバーまで戻し、24位まで順位を上げている。