年間9勝、1000万ドル!ついにビジェイが成し遂げた!!
2004/11/01 09:00
フロリダ州にあるウェスティンイニスブルックリゾートで開催されている、米国男子ツアーの第43戦「クライスラー選手権」の最終日。今季9勝目、獲得賞金1000万ドルに王手のかかったビジェイ・シンがついにこの偉業を成し遂げた。
ビジェイは出だしの1、2番でバーディを奪い絶好のスタートを切ると、前半で3つスコアを伸ばし2位との差を3打差に広げた。後半に入っても勢いの止まらないビジェイは、バーディを積み重ね、最終18番をバーディで締めくくり、通算18アンダーでぶっちぎりの優勝を飾った。
1950年にサム・スニードが11勝を挙げているが、2000年にタイガー・ウッズは年間9勝、918万8,321ドルを樹立。ビジェイが年間9勝、今回の賞金90万ドルを加算し1072万5,166ドルを獲得、タイガーの記録を塗り替えた。またこの優勝で、現在賞金ランキング2位のフィル・ミケルソンに約500万ドルの大差をつけたことになる。
なお、5打差の2位タイには、イェスパー・パーネビック、トーミー・アーマーIIIの2人が並び上位陣に大きな変動はなかった。また注目選手のデビッド・トムズは、この日3つ伸ばして通算10アンダーの6位タイ。昨年の覇者レティーフ・グーセンは、最終日スコアを伸ばすことができず5アンダーの20位タイでフィニッシュ。
そのほか田中秀道は、前半でスコアを3つ伸ばし一気に順位を上げていったが、終盤16番で痛恨のダブルボギーを叩き失速。4日間全てスコア「70」で周り、4アンダー24位タイで競技を終えている。