19アンダーでビジェイが王手!優勝争いは僅差で最終日へ
2005/01/09 09:00
ハワイ州マウイ島にあるザ・プランテーションコースatカパルアで開催されている、2005年度の米国男子ツアーの開幕戦「メルセデス選手権」3日目。初日から首位をキープしている世界ナンバー1プレーヤーのビジェイ・シン(フィジー)が、この日も4ストローク伸ばし、通算19アンダーで開幕戦に王手をかけた。
2日目の後半以降パットが思うように決まっていないが、3日目のラウンドは前半に2つのバーディを奪うと、15番パー5では2オンに成功し5メートルのイーグルパットをしっかりと決めた。3日間ボギーなしと安定したゴルフは貫禄さえ窺える。
首位のビジェイは確実にスコアを伸ばしているが、後続の選手が追い上げを見せ僅差での優勝争いになってきた。1打差の18アンダー単独2位は、この日7ストローク伸ばしたジョナサン・ケイ。さらに1打差の単独3位にはアーニー・エルス(南アフリカ)がつけている。スタートから5ホールで4つのバーディを奪ったエルスだが、中盤2つのボギーを叩くなど一気にシンを捕えることはできなかった。
首位と4打差の15アンダーには、ディフェンディングチャンピオンのスチュアート・アップルビー(オーストラリア)とマイク・ウィア(カナダ)が並び、その直ぐ後ろにはタイガー・ウッズがつけている。この日のタイガーは、前半バーディが奪えなかったが、9番からエンジンがかかった。
15番ではセカンドショットをグリーン左サイドのブッシュに入れ、17番ではドライバーショットが飛びすぎて同じくブッシュ。この2ホールでボギーを叩いてしまったが、直後のホールで共にバーディを奪い踏みとどまっている。最終日、ビジェイとは5打差あるが、完全復活印象づけるタイガーチャージを出すか注目だ。