【WORLD】最年少出場 グァン・ティンランを知る10のトピックス
Golf Digest(2013年4月号)edited by Ron Kaspriske
2013年のメジャー初戦「マスターズ」で新たな記録が生まれる。開幕初日の4月11日(木)、14歳6か月でオーガスタナショナルGCの1番ティに立つ中国出身のグァン・ティンラン。昨年秋の「アジアパシフィック・アマチュア選手権」を制した逸材は、2010年大会に16歳11か月で出場したマッテオ・マナッセロ(イタリア)の史上最年少出場記録を大幅に更新する。
父ハンウェンさんの手ほどきで4歳の頃にゴルフをはじめ、13歳で欧州ツアーのトーナメントに出場したグァン。夢の舞台を目前に控えた天才少年を知る10のトピックス――。
■マスターズ最年少出場■
「アジアパシフィック・アマチュア選手権でマスターズのチケットを獲得することを目標にしていました。実は3分の1くらいの確率で、勝てるチャンスはあるんじゃないかって思っていました。無理だっていう人々がいるのは知っていましたから、すごい驚きだったんじゃないかって思います。でも僕にとっては、予想できたことなんですよ」
■マスターズでの目標は?■
「予選を通過するチャンスはあると思っています。これまで2回も予選を通った松山英樹選手にタイで勝ったんですから!でも決勝ラウンドに進むことだけが僕の目標ではありません。僕は世界へ向けて披露することを考えている。Man proposes, God disposes.(計画するのは人、 成敗をつけるのは神)ということわざが好なんです」
■コースの攻略法は?■
「ドライバーの飛距離は240~250ヤードくらい。オーガスタでは十分なものでないことは、もちろん知っています。特に9番、10番、11番といった長いパー4ではね・・・。でも大丈夫。グリーンに届かないだろうって? そんなの慣れているから。残り40ヤード、50ヤードからベストを尽くします」
■中尺パター■
「アンカリング禁止とは関係なく、去年の5月に長尺パターにしました。通常のサイズでも以前はうまくプレーできていましたよ。(スタダードサイズに)すぐに戻すことは考えていません。(禁止動向がどうなろうと)2016年までは新しいルールには影響されませんからね」
■ゴルフとの関わり■
「絵画や書道、テコンドーを今までに習ったこともあります。でもやっぱりゴルフが一番。何とも変えられませんよ」
■中国での学校生活■
「毎年アメリカの西海岸を訪れています。クラスメートにその体験談を話すんですが、一度『僕らくらいの学生はみんな午後2時には学校が終わって帰るんだ』と言ったこともありました。広州では中学生は5時か、6時までは授業は終わりませんからね。なんて羨ましい!」
■一緒にプレーしてみたい人は?■
「バスケットボールが大好きで、クラスメートともよくプレーします。好きな選手はコービー・ブライアント(ロサンゼルス・レイカーズ)。彼と一緒にプレーできたら、完璧なラウンドができるんだけどなあ」
■アメリカの印象■
「ロサンゼルスのディズニーランドに行ったり、サンディエゴでサーフィンをしたことがあります。本当に楽しい。歴史の深い北西部はまだいったことがないから、チャンスがあればぜひ足を運んでみたいです」
■食べ物■
「広東料理が一番好き。でも好き嫌いはほとんどありません。昼食や夕食にハンバーガー、米国にいるときはアメリカンフードもよく食べます。中華料理のレストランがなくたって大丈夫!」
■ オーガスタに着いたら?■
「オーガスタの町についてはあまりよく知らないんです。たぶん4月には行けるはず。コースについたら、まずはクロウズネスト(オーガスタナショナルのクラブハウス内の部屋。出場するアマチュアが宿泊できる)に行きたい。有名だし、大会の週はそこに泊まりますからね。どんなふうになっているか、本当に楽しみです」
米国ゴルフダイジェスト社提携
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