若林舞衣子がホステス大会で手にした武器は?
2015/06/04 20:00
国内女子ツアー第14戦「ヨネックスレディス」が5日(金)に開幕する。前日の4日(木)、大会ホステスプロで地元新潟県出身の若林舞衣子がプロアマトーナメントに出場し、慣れ親しんだコースでの最終調整を終えた。
今季ここまで2度のトップ10入りを果たすなど、調子を上げて迎えるホステス大会とあって士気は高い。プロ転向を果たし、ヨネックスと契約した2007年、翌08年のいずれも9位というのが、今大会での最高成績だが、「もちろん優勝」と目標に迷いはない。
初めて今大会に出場したのは12年前の03年、アマチュア時代の中学3年生までさかのぼる。コース改修が行われた1番ホール、第3打地点付近のライの変更にも「やったことあるセッティングだから大丈夫」と余裕の表情だ。
自信を支えるのは、好調な成績だけではない。先週からハーフキャビティの新アイアン(ヨネックス N1CB)に変え、飛距離はおよそ1番手伸びたという。加えて、長期にわたって調整を続けてきたドライバーは、ヨネックスオリジナルシャフトの レクシス カイザM(6SR、45.5インチ)を差したEZONE Tri-Gを今週から使用する。
「弾道、球の高さ、スピン量が理想的。トリッキーなホールが多いコースで、2番(449yd/パー4)ではフェアウェイに置くことが大前提だけど、思い切って振り抜いていきたい」と意気込む一方で、伸びた飛距離と生じる感覚のズレには「試合の中で、(距離感を)つかんでいけたら」と、うれしい?苦笑いだ。(新潟県長岡市/糸井順子)