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世界初公開!キャロウェイ・ビッグバーサアルファ815ドライバー

2014/09/22 17:33
キャロウェイのニュードライバー こちらはより上級者モデルの「ダブルダイヤモンド」

キャロウェイは22日(月)、今秋発売予定の新ドライバー2機種の公開テストイベントを世界に先駆け、日本で行った。今年初旬に発表された「BIG BERTHA(ビッグバーサ)」シリーズのニューモデル。「BIG BERTHA ALPHA 815(ビッグバーサ アルファ815)」と「BIG BERTHA ALPHA 815 ◆◆(ビッグバーサ アルファ815 ダブルダイヤモンド)」。同社契約のツアープロ8人が2013年後半の戦いに向けて、大きな武器を手にしたことを実感した。

今作の詳細は10月上旬の正式発表の場で明らかになるが、コンセプトは「かつてない打ちやすさのツアーモデル」。前作よりも“易しさ”を重要視したようだ。

2モデルに搭載された新開発の「R―MOTOフェース」が飛距離アップを実現。フェースまわりのクラウンの境目の強度を保ちながら、薄い設計を可能にした。ヘッド体積はどちらも460ccだが、「◆◆(ダブルダイヤモンド)」はフェースに高さを持たせており、前作で話題となったスピン調整機能である「グラビティーコア」のバーも約5mm長く設計されたとのこと。スピン量の差を、より多く出すことができる。

ターゲットは中・上級者、ヘッドスピードは41m/s以上のゴルファー。とはいえこの日、千葉県内に集結したキャロウェイスタッフプロの8人はみな「試合で使いたい」と話した。

左上からブレンダン・ジョーンズ、石川遼、深堀圭一郎、重永亜土夢。左前から藤田光里、上田桃子、佐伯三貴、大江香織

上田桃子は「距離が出るクラブは弾きが強いけれど、このクラブはボールを押せる。コントロールしながら距離を出しやすい」。深堀圭一郎も「ボールがフェースにくっついている時間が長い感じがある。つかまりやすく、つかまり過ぎない」と、飛距離、方向性の高さを前提とした打感の良さを絶賛した。

10月上旬から米ツアーの新シーズンに臨む石川遼は、弾道計測器で数値を確認し「初速は速くて、スピン量が低いのが大事な要素。いいデータが出た。ドライバーに関してはシンプルに考えたい。素直な球が出る。球もねじれず、インパクトの時にフェースの向きがブレない良い印象」と満足げ。全米ゴルフ協会(USGA)の適合ヘッドリストに載るのを待って、さっそく実戦で使用する考えを口にしていた。

石川遼は「ダブルダイヤモンド」を選択
上田は「ボールを押せる」ことを強調
前作との比較は・・・?
この日が30歳の誕生日の佐伯三貴はサプライズで用意されたケーキに顔を突っ込む。押したのは左の女子プロ・・・