2014年 全英オープン

ファウラーの猛追をかわし、首位を守ったマキロイ

2014/07/20 09:08

2位に4打差をつけて「全英オープン」3日目に臨んだロリー・マキロイ。この日4アンダーの「68」をマークした彼は、2位に6打差と圧倒的な強さで最終日を迎え、キャリアグランドスラム達成につながるメジャー3度目の勝利が見えてきた。

「今日はひたすら我慢の日だった」と、3日目を振り返るマキロイ。「出だしが良くなかった。6、7、8、そして9番でのプレーは2日目よりも難しかった。だけどバック9で巻き返しできると思っていたよ」。

マキロイは大会3日目、1番ホールでボギーを叩いたものの、これは一時的な痛手に過ぎなかった。1番でのロスは5番でバーディを獲って埋め合わせした、そして劇的なバック9が彼を待っていた。

12番でボギーを叩いたマキロイ。彼はここで、この日猛チャージをかけてきたリッキー・ファウラーと首位に並んでいることに気付く。だが強い雨がマキロイのリードを広げた。彼は14番でバーディを獲った後、さらに16番で約6メートルのイーグルパットに成功。この時点でファウラーやセルヒオ・ガルシアに5打差とした。

マキロイはイーグルを奪った16番について「ここは自分がコースを攻略していると確信する場所だね」と振り返った。

マキロイはさらに、最終18番ホールでも3メートル半のイーグルパットを決め、2位に6打差でホールアウトした。

「(ボールが)僕のクラブを離れてすぐに、終わった、って感じだった」と、マキロイ。「非常にシンプルなパットだった。ど真ん中にパットしたんだよ。最終日への“緩衝剤”になったね」。

一方のファウラーは4アンダーの「68」をマークし、通算10アンダー。最終日はマキロイと共に最終組でプレーする予定だ。ファウラーは今年6月の「全米オープン」に続き、メジャー大会の最終日に最終組でプレーすることになる。

ガルシアは3アンダーの「69」で通算9アンダーとし、1アンダーの「71」をマークしたダスティン・ジョンソンと共に3位タイにつけている。

「できるだけロースコアを、と思ってプレーをした」と3日目を振り返るガルシア。「(マキロイの)バック9でのプレーは実に見事で、本当に素晴らしいフィニッシュだった。(最終日は)僕らもやれるだけやってみるさ。まあ、マキロイがこれまでのようなプレーを続ければ、(逆転するのは)難しくなるだろうけどね」。

今大会同様、ロイヤルリバプールで行なわれた2006年大会で優勝したタイガー・ウッズは5バーディとしたが、結局1オーバーでホールアウト。通算3オーバーで58位タイだ。

昨年大会の覇者フィル・ミケルソンは1アンダーの「71」とし、通算1アンダー。3日目終了時点で34位タイにつけている。

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