2013年 フライズドットコムオープン

ラブIII、プレジデンツカップ後に好調な滑り出し

2013/10/12 18:04

By Sean Martin, PGATOUR.COM

今季トップ10フィニッシュが1度のデービス・ラブIII(Getty Images)

先週行われた「プレジデンツカップ」で起きた度重なる悪天候は、選手たちを揺るがすことはなかった。影響を与えたのは副キャプテンだ。デービス・ラブIIIはシーズン開幕戦の「フライズドットコムオープン」に向け、準備を整えていた。

ラブは、コルデバレーで連日スコア「69」をマークし、揺るぎないスタートを切ると、第2ラウンドを終えて17位タイにつけた。

「少し鈍くなっていたよ。予想はしていたけどね」とラブ。「プレジデンツカップのようなスケジュールならたくさんボールを打つ時間が取れると思っていた。しかし(何度も進行が遅れ)私たち選手にそんな時間はなかった。フレディ(キャプテンのフレッド・カプルス)は練習に私を連れ出したんだ。日曜日、選手たちが最初のパー3ホール、4番でプレーしているのを目にして、私はフレディに聞いたんだ。『私は何をすればいいんだ?』ってね。そしたらフレディは『練習場は開いている。行って楽しもう』ってね」。

「そう、『プレジデンツカップ』の日曜日、ようやく私はボールを打ったんだ」。

米国ツアー20勝のラブは言った。ラブが前回出場した米国ツアー大会は8月の「ウィンダム選手権」。以来、プレーしたのは72ホールにも満たない。そのプレーしたホールには、先週の火曜にミュアフィールド・ビレッジで行われた「プレジデンツカップ」の練習ラウンドで、病気のザック・ジョンソンの代わりにプレーした15ホールも含まれる。

「(ウィンダム選手権の後は)休みが必要だった。手術後に15の大会に出場して、ちょっと無理をしすぎたからね」と、この4月に50歳を迎えるラブは言う。「その時は休みを楽しんでいたし、目立たないようにしていた。でも気持ちは充実しているし、楽しんでいる」。

2013年、ラブは15の米国ツアー大会に出場するも、トップ10入りは1度(「グリーンブライアークラシック」9位タイ)だった。2月8日に脊椎管狭窄症と骨棘(こつきょく)が原因で起こるしびれや、力が入らない症状を緩和させるための手術を受けた後のことだった。復帰戦は、5月の「ザ・プレーヤーズ選手権」。結果、フェデックスカップランキングは162位に終わり、2008年以来初めてプレーオフ進出を逃した。それまでのラブは、米国ツアーの賞金ランキングで27年連続トップ100入りを続けていたが、その記録も途絶えた。

「調子は良いよ」ラブは自身の健康状態について言う。「どこもかしこも、すごく良い感じがする。ここ最近ではベストじゃないかな。思うようなボールが打てるようになってきているんだ」。

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