ウッズ、背中にけいれんを起こしながら、2位で終える。
今週のタイガー・ウッズは、柔らかいホテルのマットレスの影響により硬直した背中で幕を開けた。そして、リバティ・ナショナルでの最後は、別の不運で幕を閉じた。
ザ・バークレイズの日曜日、12番ホールから始まった背中のけいれんと共にラウンドしたウッズは、最終18番で決めればアダム・スコットとのプレーオフに持ち込めるバーディパットがカップの数センチ手前でショートして終わりを告げた。
彼は首位と1打差の2位タイでフィニッシした。
「12番のティショットまでは、素晴らしい手応えだった」と、今週ずっと背中の治療を受けていたウッズは言う。「完璧な状態だった。とても良いプレーをしていたし、優勝を狙える位置にいた」。
「完璧な流れだったけど、不運にもそこから最後まで乗り切ることはできなかった」
09年、最後にザ・バークレイズがここでプレーされたときと同じ結末だ。ウッズは最終ホールでプレーオフに持ち込める2メートル強のバーディパットを外している。その日は、ウッズの後ろで回ったヒース・スローカムが皆を驚かす6メートルのパットを沈めて、1打差で勝ったのだ。
今回、ウッズは優勝のチャンスすら無いように思われた。
前半で3バーディを奪って首位と1打差まで詰め寄った後、10番パー4と13番パー5で、共にグリーン左に外してボギーを叩いた。15番パー4で3.3メートルを外してパーセーブ出来なかったとき、彼は終わったかに思えた。しかし、彼は戻ってきた。2連続バーディを奪って、再び首位と1打差になったのだ。
18番で、彼が残り190ヤードを8Iで放ったショットは、まっすぐピンフラッグを目指して飛んでいった。しかし、ボールはグリーンを転がってエッジで止まり、何度も曲がる複雑なラインの8メートルのバーディパットを残し、そのパットはカップのわずかに手前で止まった。
「チャンスはあった」とウッズ。「なんで8Iがそんなに飛んでしまったのか分からない。でも、良いパットだった。決まったかと思ったよ」。
ウッズはそれでもフェデックスカップポイントランキング首位は守ってリバディ・ナショナルをあとにする。しかし、彼がこの先のプレーオフでどうなるかは不透明だ。
「現時点では確定的なことは言えない」と、来週のドイツバンク選手権をプレー出来るかと尋ねられたウッズは答えた。「今は、最高の状態ではないね」。
彼は少なくとも1日余分に休むことは出来る。
06年、フェデックスカッププレーオフがスタートする1年前にウッズが勝ち、彼の持つ基金ともつながりのあるドイツバンク選手権は、金曜日まで始まらない。
もしウッズがプレーするのなら、最初の2日間はフェデックスカップポイントランキング2位と3位のアダム・スコット、フィル・ミケルソンと同組となるだろう。