米国男子ツアー

P.ゴイドス、今季も絶望 「私のシーズンは終わった」

2013/07/11 15:35

By Brian Wacker, PGATOUR.COM

左手首の症状は深刻。今シーズン残りは絶望的な見込みとなったP.ゴイドス(Getty Images)

3年前、ポール・ゴイドスは、米国ツアー史上でもわずか5人目となるラウンドスコア「59」を記録した選手となった。

10日の水曜のことだ。「私のシーズンは終わった」とゴイドスは語った。

今年初めに左手首の手術を経て復帰したゴイドス。今季は2つの大会に出場を遂げた。だが、手首は「良くても不安定」という状態だったという。そしてゴイドスは、10月の「フライズ・ドットコム・オープン」まで再びプレーするつもりはないと明かした。つまり、それは来る2013-2014シーズンまでプレーしないということになる。

あるいは、フェデックスカッププレーオフの間は、願わくは欧州ツアーの出場機会を得ようとしているのかもしれない。プレーオフまで残すところ6大会。この中には、今週行われる「ジョンディアクラシック」も含まれる。ゴイドスは、その「ジョンディアクラシック」で歴史的スコアをマークしたが、いずれにしても出場はなさそうだ。

ゴイドスはその間、リハビリの一環として、自宅での練習やプレーを続けるつもりだと語った。

ゴイドスにとっては、6月にメンフィスで行われた「フェデックス セントジュード クラシック」が今季初の大会となった。同大会で、ゴイドスは初日を「73」、2日目を「72」として予選を敗退。2週間後の「トラベラーズ選手権」にも出場したが、初日と2日目をそれぞれ「74」と「80」とし、同じく予選通過はならなかった。

「左手首が痛くなったり、治まったりする」。この3月に腱を刺激していた骨棘(骨の一部がとげ状に突出したもの)を手首から取り除いたゴイドスは、その前の10月にも、左人差し指から骨棘を取り除く手術をしている。

これらの腱炎は、ゴイドスのゴルフ生命にかかわる問題にもなっている。

「これからも頑張って、(骨棘があれば)削るだけ。痛みはなくなってきているが、自分の手首をもっと信用しなくては」とゴイドスは語る。

ゴイドスが怪我でシーズン途中に離脱を余儀なくされるのは、これで2年連続となる。昨季も出場は6大会にのみ。残りのシーズンを棒に振っている。

49歳になるゴイドス。2014年6月のチャンピオンズツアーの出場資格は、得られるだろうが、50歳を過ぎた2015年シーズンに向け、来季の米国ツアーはフル稼働することとなる。

手術による長期離脱だが、まだ19もの大会が控えている。次なる復帰に備え、ゴイドスは多くの大会に出場すべきではないだろうか。