2013年 AT&Tナショナル

コングレッショナルは今もメジャー級のテスト

2013/06/28 13:01

By Brian Wacker, PGATOUR.COM

全米OPの舞台にもなったコングレッショナルで初日好スコアをマークしたR.カストロ(Stan Badz/PGA TOUR)

コングレッショナルが「全米オープン」を主催してから、2年が経つ。しかしそれも、この日行われた「AT&Tナショナル」初日のスコアを見なければ、そのことを忘れていたかもしれない。

大会初日、アンダーパーで回った選手は「66」をマークし首位に立ったロベルト・カストロを含む27人だけだった。2年前の全米オープン初日は、トップスコアが「65」、アンダーパーで回った選手は21人。「ラフが厳しかったね」ビリー・ホーシェルバド・コーリー、そしてグラハム・デ・レートに2打差をつけ首位に立ったカストロは話した。「バーディチャンスが少ないという点で、全米オープンにとても似ている。コツコツやるしかないね」

初日を1ボギー、6バーディで回ったカストロは、この日バーディを量産した数少ない選手のひとりだ。彼は2週間前の全米オープンには出場しなかったのに対し、ホーシェルは全米オープンで4位タイの成績を収めた。ホーシェルは、今週のタフなコンディションも気にしていない様子だ。「僕は良いボールストライカーだと思うよ。だから最低でも、いつもティグラウンドからグリーンまでショットをコントロールすることができるんだ」と最初の4ホールのうち3ホールでバーディを奪ったホーシェルは言う。「コースがタフであればあるほど、僕はより良いプレーができる」

2アンダーで回った8人の選手のひとり、ジム・フューリックは過去に全米オープンで勝っている。そして、今日のようなコンディションにも慣れている。それでも彼は、この日の厳しいコンディションに驚いていた。フューリックは7番ホールのティグラウンドに立った時、その時点で1アンダーでしかなかったにも関わらず首位に近い位置にいた。

「思わず僕は頭を掻いて唸ったよ。今日はとても厳しいスコアだったね」とフューリックは話した。「でもね、この先僕にも優勝のチャンスがあると思ったから、興奮したんだ」。フューリックは続くホールでバーディを奪い、初日を「69」で回った。彼はこの日、最終的に3つのバーディを奪った。「長くて難しいコースだよ」と振り返っている。

一方で他の多くの選手たちは苦労していたようだ。

マスターズ覇者のアダム・スコットは「73」で回った。15度のパーオンをマークしながら、彼はパッティングに苦戦し、トータルで35パットを要した。「カップに蓋がしてあったよ」とスコットは冗談めかす。

2週間前のメリオンを最終組で回ったハンター・メイハンは、5ボギー、1ダブルボギー、そして3バーディの「75」だった。

そして昨年、ディズニーで優勝したチャーリー・ベルジャンにとっては、まさに悪夢の1日となった。やはりこのコースで開催された2年前の全米オープン初日に記録した自身ワーストタイに並ぶ「84」を叩いてしまったのだから。

2013年 AT&Tナショナル