ミケルソンの前向きな展望
By Melanie Hauser PGATOUR.COM Correspondent
フィル・ミケルソンは「シェル・ヒューストンオープン」での2度目の優勝を手にすることはできなかった。しかし彼は手ぶらで帰路につくこともなかった。
ミケルソンは土曜日の夜、彼の友人とブッシュホルツ医師を馬のゲームに連れ出した。ブッシュホルツは世界的放射線脳腫瘍の名医で、アンダーソンメディカルセンターでのエイミー・ミケルソン、マリー・ミケルソンの腫瘍医だ。そして彼はこの日自宅でのグリルサーモンディナーをホストした。
「僕たちは共に“S”を獲得してダブルエリミネーション方式になった。そして彼は3回、僕は1回助かったんだ」。
「そして最後の最後で、僕が勝ったんだ」。
大会最終日の日曜日、ミケルソンは猛チャージをするかに見えた。彼はスタート4ホールをバーディとしたが、その後はパーが続いた。8つのパーのあと、ようやくバーディを奪ったが、その後をボギーとしてしまい、結局10アンダーで終えた。
「今日はとても楽しいゴルフができたよ。とても良いスタートが切れたね。そして最初の4ホールのあと、僕は勝てるかもという意識からプレッシャーを感じてしまったんだ。でもとても楽しくプレーできたよ。このコースで良いプレーをすることが、僕は本当に好きなんだ。でも残念ながら、中盤以降はあまり良いプレーが続かなかったね」と、ミケルソンは振り返った。彼は2011年のこの大会を制している実績がある。
「最終日がバーディ合戦になるってことは分かっていたよ。だから僕もそのペースを保ちたかったんだけど、それは叶わなかったね。今日はとても良いショットをたくさん打てた。グリーンエッジからのパターが多かったね。それほどたくさんはパットを決めることはできなかったけど、でも今日のパッティングは良いフィーリングだった。ボールも良く転がったし、スピード感も良かった。ラインの読みが悪かったけど、でも狙い通りには打てていたと思うよ」。
ミケルソンは、(きっと再来週の本番に向けて)状況に応じたパッティングをあれこれ修正して「マスターズ」に臨んでくることだろう。
「クロウグリップは効果あるね。正しいアドレスが取れて、前へ押し出す悪い癖を抑えることができているよ」と彼は語った。
「以前のようなパッティングではなく、押し出しすのはほんの少しでいいと思っているよ。レギュラーグリップで同じようなアドレスが取れれば、僕はむしろその方がいいんだけどね。でも前へ押し出す傾向が強いから、色々と試してみようと思う。クロウグリップをすると、僕の両手は少し高い位置にくるんだ」。
ミケルソンは日曜日に帰宅した。オーガスタの地へは週の後半に入り、「マスターズ」へ向けて現地で練習ラウンドをする予定だという。