WGCアクセンチュアマッチプレー選手権 準々決勝レビュー
M.クーチャ―は冷静沈着にR.ガリガスを3&2で撃破
「アクセンチュアマッチプレー選手権」に初参戦のロバート・ガリガスは、ドーブマウンテンに自信に満ちた表情で現れていた。
しかしマット・クーチャーは、経験と彼の持ち味である落ち着いたプレーで、ボールを引っぱたいて突き進むプレースタイルを持つガリガスを破ったのだ。
クーチャーは2番でガリガスが6フィートのパットを外した後に、4フィートのバーディパットを決めて先行。3番では、ガリガスがボギーとしたため2アップとなったが、今度はクーチャーが4番で同じようにボギーとした。
その後クーチャーは6番、そして9番でバーディを奪い、前半終了時点で3アップの差をつけた。10番でガリガスがボギーとした時、その差はさらにひろがることに。しかしガリガスは諦めなかった。クーチャーがグリーンそばのバンカーからうまく脱出できなかった12番で取り返す。そして13番では25インチのバーディパットを決め、勝負の行方は終盤へ。両者は激しい争いを繰り広げることとなった。
しかし15番で4フィートのバーディパットを決め再び3アップとしたクーチャーは、16番で両者が共にパーとしたため勝利を決めたのだった。
クーチャーの今大会における過去2年の戦いを振り返ると、彼を退けた選手が優勝している。2011年は準決勝でルーク・ドナルド(イングランド)に敗退。そして昨年は、準々決勝でハンター・メイハンに敗退した。「今日は序盤でボクがリードを奪うことができた」と、クーチャー。「それが大きかったね。彼(ガリガス)がその後詰め寄ってきたが、(序盤のリードのお陰で)自分は落ち着いてゴルフをすることができたんだ」。
【スコアカードの成績】
マット・クーチャーは5バーディ、3ボギー。ガリガスは、3バーディ、3ボギー、そしてダブルボギーが1つ。
【ホール別勝敗結果】
クーチャーは6ホールで勝利。ガリガスは3ホールで勝利。