2015年 バレロテキサスオープン

ジャック・ニクラスに米国市民最高の栄誉

2015/03/26 19:24
ジャック・ニクラスが米国市民最高の議会名誉黄金勲章を受章した(Chip Somodevilla/Getty Images)

メジャー史上最多の通算18勝のジャック・ニクラスが24日(火)、米国市民として最高の栄誉とされる議会名誉黄金勲章(コングレッショナル・ゴールド・メダル)をワシントンD.C.の議会で受章した。

プロゴルファーとしては2006年のバイロン・ネルソン、09年のアーノルド・パーマーに続き3人目の受賞となった。米国議会は生涯で120勝以上を挙げた功績とともに、「ニクラス・チルドレンズ・ヘルスケア・ファンデーション」等におけるバーバラ夫人との積極的なチャリティ基金活動を讃えた。

授賞式には家族のほか、パーマーらも出席。時折目に涙を浮かべたニクラスは「私の父はスポーツで最も大切なことは勝った時には感謝し、負けた時も誠実であれと、いつも話していた。人に対しても、自分がしてほしいように振る舞えと育てられた」と話した。

75歳のグランドスラマーにはいま、5人の子供と22人の孫がいる。「息子のジャッキーが6歳くらいだった頃、誰かに『君のお父さんは何をやっているの?』と聞かれ『何もしてない。ゴルフだけやっている』と話した。確かに私はゴルフだけやってきた。それでも(プロ)ゴルフはどんなメジャースポーツよりもチャリティで還元できる。ジャッキー、私はゴルフしかしてこなかった。でも私の人生における仕事は君の誇りになることだった」と、キャリアにおける活動に胸を張った。

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